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ゴハンのときにバックする豆柴が話題! そもそも犬は後ろに歩けるものなのか解説
そもそも、犬は後ろ向きに歩ける動物なのかどうか…いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬は後ろ向きに歩けるものなの?

「この動画のコのバックは、下記のような理由が考えられるでしょう。
- 『待て=バック』と学んだ
- 『待て』と言われて、はやる気持ちを抑えられず後ろに行ってしまった
- 食べないように気をそらすために後ろに行ってしまった
「前のめりの姿勢を後ろに少し下げていくことは多いと思います。犬は後ろに下がることはできますので、どのコでも後ろに歩けます。
上記のうにくんの場合は、それが大げさになったのでしょう。待ての指示に従いたい気持ちと、好きなものを我慢しなければならない気持ちの表れだと思いますね」
▼豆柴うにくんのかわいい「逆ハイハイ」の記事はこちら
【豆知識】犬の歩き方で気づける異変のサイン
「そうですね。たとえば、下記のような場合には異変だといえるでしょう」
①スキップやケンケンをしているように見える
「スキップをしていたり、ケンケンをしているように見える場合には、膝蓋骨脱臼の可能性があるかもしれません」
②ウサギみたいに歩く
「ウサギのようにぴょんぴょんと歩いている場合には、股関節に問題があるのかもしれません」
③ひとつの足をあげている
「どれかひとつの足をあげているような場合は、とげが刺さっていたり、ねん挫していたり、脱臼や骨折をしているなど、あげている足が痛いことが考えられます」
④足を引きずる
「足を引きずっている場合、引きずる足の神経、骨、腱などに大きな問題があるかもしれません」
⑤ロボットみたいに歩く
「まるでロボットのように不自然な動きをしているときには、膝や股関節に問題がある可能性があるでしょう」
⑥ぐるぐる一定方向にまわる
「ぐるぐる一定方向にまわる場合には、脳や耳の異常があるかもしれません」
⑦フラフラしている
「もしフラフラしている様子が見られるようであれば、全身に影響するような病気の可能性もあります」
「そうですね。いずれの場合も、愛犬に異変が見られた場合には動物病院を受診するようにしましょう」
「この歩き方は大丈夫?」と疑問に思ったときには、かかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。
参照/Instagram(@shiba_uni_20190107)
※一部の写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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