犬が好き
UP DATE
甘え方も外の世界も知らずに生きてきた元繁殖犬。第2の犬生は笑顔であふれていた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、むぎちゃんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんに2回に分けて(2018年12月/2021年1月に取材)お話を伺いました。
むぎちゃんとの出会いは、先代犬が巡り合わせてくれたのかも
飼い主さん:
「その場で私たちに駆けよってきたむぎを抱き上げると、ジーーッと私たちを見つめ、安心と温もりを求めるかのように、ピターーっと体を寄り添わせてきました」
むぎちゃんの楽しそうな顔を見るのが、飼い主さんの喜びに!
「少しずつ散歩が好きになり、公園で思いっきり走るようになったり、お気に入りのぬいぐるみとじゃれて遊んだり。むぎが楽しい顔をしているのを見るその瞬間が、なによりも楽しくて嬉しいです!
むぎが成犬であっても、それまでの生い立ちがどうであっても、私たちがむぎを家族として迎えた気持ちと同様に、むぎも私たちを家族と思ってくれているんだと思い、とても幸せを感じます」
むぎちゃんと暮らして「保護犬」のイメージに変化も
もちろん、そのコの置かれていた境遇等、様々な状況によるところもあると思いますが、むぎちゃんの穏やかさ人懐っこさが、飼い主さんの気持ちを変えたのでしょう。
「第2の犬生」を楽しんでほしい!
「むぎの子どもたちが、どこかで幸せに暮らしていると信じ、むぎはむぎの第2の犬生をめいっぱい楽しんで、穏やかで幸せな毎日を一緒に過ごしていこうね!! 我が家に来てくれて本当にありがとう!」
【むぎちゃんのその後に迫る】前回の取材から約2年が経過した今、どんな日常を送っているのかを聞いた
以前よりも、感情を表現できるようになった
飼い主さん:
「以前のむぎは、まだまだ控えめでどこか私たちに遠慮している印象がありましたが、今では自分の主張や催促、おねだり、ときにはいじけたりと、感情を表現してくれるようになりました」
飼い主さん:
「自分の家、自分の家族だと思ってくれていることが伝わってきて、ますます愛おしさが増す日々です。そして、少しずつですが他のわんちゃんとも仲良くできるようになり、友人宅の仲良しわんちゃんたちとイタズラをするまでになりました」
むぎちゃんに妹ができていた!

飼い主さん:
「むぎと同じく、ぐらも元繁殖犬で、縁があって、2019年の七夕の日に家族に迎えました。ぐらはなんでもむぎの真似をして、いつもむぎの後をついて回っていましたね。
とっても温厚でおっとり屋さんのむぎですが、ぐらに対してはときに怒ることもあり、そのやりとりを見ていると、先輩としてむぎなりに家庭生活のイロハを教えているようにも見えましたね」
飼い主さん:
「そんなむぎのおかげで、ぐらは我が家での生活に早く馴染んでいると感じました。最初は外を歩くことも、かけっこもうまくできなかったけれど、今ではお散歩に行くのも一緒にお出かけをすることも大好きになりました。
当初、むぎはグイグイと甘えてくるぐらを拒絶していたのですが、だんだんと『しょうがないなぁ』と言わんばかりの表情で受け入れてくれるようにもなりました」
飼い主さん:
「姉妹のようなふたりの関係性はとても微笑ましいです。また、ぐらを迎えたことで、むぎにもプラスの効果がありました。むぎはこれまであまり食事に興味がなく、フードを食べ切らないことが多かったけれど、ぐらと一緒に食事をするようになって、取られたら大変と思うようになったのか、毎回ふたりでキレイにフードを完食するようになりました! 」
飼い主さん:
「良き仲間、良きライバル、良き家族になってくれて嬉しいです」
これからも一緒に過ごせる時間を大切にしていきたい

飼い主さん:
「むぎを迎えてから、我が家では常に一緒にいられて一緒に楽しめるキャンプに出かけることが多くなりました。むぎとぐらには、とにかくたくさんの遊び、楽しみ、体験をさせてあげたいと思っています。
自宅ではとことん安心できるくつろぎの時間を、そして遊びに行くときは大自然を思いっきり楽しみ、一緒に過ごせる時間を重ねていきたいです。 むぎぐらと過ごす『これから』が、とっても楽しみです」
むぎちゃん・ぐらちゃんの日常はInstagramで♪

取材・文・構成/雨宮カイ
UP DATE