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保護犬カフェで「このコだ」と思った柴犬との出会い。ブリーダーから保護され、家庭犬になった今の姿は

「成犬から家族に迎えても、こんなにも慣れて可愛くなるってことを、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいです」

笑顔が素敵なりんちゃん
笑顔が素敵なりんちゃん
@hazkey88
こう話すのは、元保護犬・柴犬りんちゃん(♀・7才)の飼い主さん。りんちゃんは3才のときにあるブリーダーのもとから保護され、その後飼い主さんの家に迎え入れられました。

りんちゃんと家族になって約4年。りんちゃんとの出会いのエピソードや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺いました。

保護犬カフェで「このコだ」という出会いが

保護犬カフェでのりんちゃん
保護犬カフェで「てんちゃん」と呼ばれていた頃のりんちゃん
@hazkey88
約4年前、先代犬・ミミちゃんを亡くしペットロスに陥っていた飼い主さんは、Twitterで「廃業したブリーダーから柴犬の女のコを家族に迎えた人の投稿」を目にします。

そのコが新しい家に迎え入れられ、日に日に表情が変わって可愛くなっていく様子を見ているうち、飼い主さんは「私も同じように犬たちの手助けをしたい」と思うようになり、保護犬カフェに辿り着いたのだそう。

そして、通い始めたとある保護犬カフェで「てん」と名前をつけられた小さな柴犬と出会うことに。それが、りんちゃんでした。

保護犬カフェでのりんちゃん
保護犬カフェで「てんちゃん」と呼ばれていた頃のりんちゃん
@hazkey88
出産や子育ての経験があるりんちゃんは、3才のときにブリーダーから保護されたコでした。まだ3才という若さのりんちゃんをブリーダーが手放した理由は、後ろ足のパテラのせいではないかと考えられたそう。

りんちゃんの第一印象について、飼い主さんはこう振り返ります。


飼い主さん:
「キョトン顔で大人しく、体重は6kgほどと小さかったです。夏毛の時期なのに、りんはモコモコのままで、体は筋肉が全然なくて子犬のように柔らかいことに驚きました。それは運動をしていないことや、手入れをされていなかったことが原因だということを改めて思い知りました」

撫でてもらうりんちゃん
@hazkey88
りんちゃんはとても警戒心が強かったそうで、「背中を触ると噛みます」と言われたほどだったそう。

でも、飼い主さんが様子を見ながらりんちゃんを触っていると、そのうち「もっと!」とマッサージを催促してくるようになったのだとか。その姿が先代犬のミミちゃんとまったく同じで、飼い主さんは「このコだ」と思わずにはいられなかったと言います。

その姿にすっかりメロメロになってしまった飼い主さんは、家族に迎え入れることを決意し、「りん」と名づけて新生活をスタートさせたのでした。

家での生活に慣れるまでは、手のかかる可愛い時期だった

見つめるりんちゃん
@hazkey88
3才のときに飼い主さんの家で暮らすようになったりんちゃんは、家庭犬としての生活を何も知らない様子で、あらゆることに興味津々だったそう。慣れるまでの1カ月程は、やることすべてが子犬のようだったそうですが、「とても手のかかる可愛い時期だった」と飼い主さんは振り返ります。


飼い主さん:
「臆病なコだから慣れるのに時間がかかるだろうと覚悟していたら、来てすぐヘソ天で寝てて驚きました(笑) 先代犬のミミが亡くなって1カ月後くらいだったので、『ミミがいてくれているんだな』と感じました。実際に、ミミのニオイが残っていたのが良かったのかもしれません」

りんちゃんは内弁慶だけれど、ほかのワンちゃんには挨拶を欠かさないタイプ

散歩するりんちゃん
@hazkey88
りんちゃんと暮らしてわかったことは、食いしん坊で焼きイモが大好きだということ。性格は内弁慶で、外ではとにかく大人しいタイプなのだそうです。

散歩中にほかの犬たちが集まっていると、遊びには参加しないけれど、近くにはいたいと思うのだとか。また、ほかのコに『ウゥ〜』と唸ってしまうこともあるけれど、絶対に挨拶はしたいと思っている様子なのだそう。

そんなりんちゃんの姿を見て、飼い主さんは「不思議なコだな」と感じたそうです。

文句を言うような姿がTwitterで話題になったことも

喋るりんちゃん
文句言ってる…!?
@hazkey88
また、一緒に暮らしてみて、りんちゃんは“とてもお喋りなコ”だという発見もあったのだとか。


飼い主さん:
「りんはお喋りが得意で、飼い主の私を真似して喋ろうとします。以前、りんが喋る様子をTwitterに投稿するとバズったのですが、『関西弁で喋ってる』と言われました(笑)」

くつろぐりんちゃん
@hazkey88
りんちゃんの可愛らしい面は、ほかにもあります。りんちゃんは起きているときはくっついてこないのに、寝ているときは飼い主さんにべったりで、毎晩一緒に寝ているのだそう。そんなりんちゃんがそばにいてくれて、飼い主さんは嬉しくて幸せを感じると話していました。

りんちゃんは、飼い主さんにとって「我が子」のような存在に

くつろぐりんちゃん
@hazkey88
飼い主さんがりんちゃんと暮らすようになって約4年が経過しますが、迎え入れたときの写真と比べると、りんちゃんの表情がとても柔らかくなったのがわかります。

最初は警戒心が強い様子もあったけれど、今では飼い主さんが悲しいときに寄り添ってくれたり、家族が喧嘩をしていると必ず間に入ってくれたり、みんなの言葉や空気まで理解して癒してくれたりと、りんちゃんは飼い主さんにとって「かけがえのない大切な家族」だと言います。


飼い主さん:
「りんは4代目のワンコですが、私自身が飼い主となった初めてのコです。私と先代犬たちは一緒に育ってきた『兄弟』のような関係性ですが、りんは私にとって『我が子』という感じですね」

笑顔のりんちゃん
@hazkey88
飼い主さんは、周囲から「成犬から迎えるのは大変では?」とよく言われることがあるそうですが、成犬だった元保護犬のりんちゃんが今幸せに暮らしている様子を、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいと、飼い主さんは思いを話します。

Twitterに投稿されているりんちゃんの姿を見ていると、飼い主さんがりんちゃんと素敵な信頼関係を築いてきたということが伝わってきます。

りんちゃんと過ごす穏やかな日々の様子は、ぜひ飼い主さんのTwitterでもご覧ください。

参照/Twitter(@hazkey88
取材・文/雨宮カイ
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