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1才で繁殖犬を引退したコーギー 新しい家族と出会い、「無表情→笑顔が素敵」なコに
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、パンさんとの出会いのエピソードや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺ってみました。
パンさんは1才で繁殖引退犬に
そして夏になり、とある保護犬カフェに新しくパンさんがやってきたことを知った飼い主さんは、すぐに面談を受けることにしたのでした。
飼い主さん:
「面談を取り付けた翌日、パンさんに会いに保護犬カフェ開店と同時に入店し、面談してもらいました。パンさんの写真を見たときから、ビビビっと感じるものがあって。初対面し、『このコはうちのコだ』と思いました。そしてご縁があり、2日後には我が家の一員になっていました」
ここから、パンさんの第2の犬生が始まったのでした。
大人しいパンさんに徐々に変化が
そんなパンさんは、飼い主さんご家族と一緒に暮らしていく中で、徐々に素の自分を出せるようになったといいます。
「家に来てしばらくは、パンさんは様子見をしていたみたいです。我が家に来て数日後、ナデナデを止めると遠慮がちに『もっと!』と催促してきたパンさんの姿が、今でも印象に残っています。
今はとにかく甘えん坊で、ナデナデが大好きなコになりました。内弁慶で家族には強気、そして頑固です。パンさんは娘と私とで行くお散歩が大好きなのですが、娘が行けないときは顔つきもテンションも歩き方も変えて、体全体で不満を表しますね」
遊び方がわからなかったおもちゃも、今では楽しみ方を知ったパンさん。引っ張り合ったりパフパフ鳴らしたりと、家の中でハイテンションになって遊び回っているのだとか♪
「くるくる変わる表情」が魅力だというパンさんは、とにかく変顔が多いそうで、「可愛い顔とのギャップが見ていて飽きません」と飼い主さんは話していました。
娘さんとは良きライバルのような関係性に
飼い主さんはそんなやりとりを見ていると、姉妹ケンカを見ているようで楽しいと感じるそうです。
飼い主さん:
「私と娘がギューってハグをすると、パンさんはヤキモチを焼いて足元でガウガウと文句を言って…その後、一緒にハグに参加するのが日課になっています。娘に対抗意識はあるけれど、私が娘を叱っている様子を見ると、間に入って守ろうとしていることなんかもありますね」
楽しそうなパンさんの姿を見て幸せを感じる日々
飼い主さん:
「1才で繁殖犬を引退して我が家に来てくれたことは、とてもラッキーなことだったんだなと思います。
最初、何をしても無の状態だったのが、こちらに興味を示してくれたことが嬉しくて嬉しくて。そこからもいろいろとありましたが、毎日私たちに笑いを提供してくれて、パン自身も楽しそうにニコニコしているのを見ると、『うちに来てくれてよかったな』と思います」
「パンさんは男の人がトラウマのようで、そのためか今だにパパには警戒が解けきらず、ちょっと遠慮がちに甘えています。パパに遠慮なしに甘えられるようになったときが、このコのトラウマが完全に克服されたことになるのかなと思っているので、その日を楽しみに待ちたいと思います」
パンさんの日常は、ぜひ飼い主さんのInstagramでもご覧ください。
取材・文/雨宮カイ
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