犬が好き
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飼い主の人生に大きな影響を与えた元保護犬→出会いから5年、幸せあふれる日々を過ごしていた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、こたろうくんとの出会いや今の暮らしについて、みかさんに2回に分けて(2019年9月/2021年3月に取材)お話を伺いました。
こたろうくんとの出会い
話し合いの末、みかさんが選んだコについて問い合わせてみると、すでに新しい飼い主さんが決まっていたのでした。みかさんは当時、「このコがダメだったから、もう片方の兄弟のコにしよう」という気持ちに、すぐにはなれなかったと話します。
「このコは新しい飼い主さんが決まっているので無理ですが、明日新しいコが来るので、そのコの写真を送ります。検討してみてください」と言われ、みかさんの元に送られてきた写真を見てみると……なんと、最初に見ていた保護犬サイトで旦那さんが選んだコだったのでした。
そしてここから、こたろうくんとみかさんご家族の新たな生活が始まったのでした。
やんちゃなこたろうくんと過ごすなかで、みかさんは「ある決意」を…
みかさん:
「こたがうちに来てくれてから、可愛い可愛いばかりで、しつけを特に気にせずに育てていました。でも、数カ月経った頃、拾い食いを止めようとしたときに、初めて本気で牙を剥いてきたことがあったんです。こたを『怖い』 と思ってしまい、ショックでした」
「トレーニングによって、『噛むなんてありえない!』ぐらいの優しいワンコになってくれました。今では、本当に何をやっても怒らないとっても優しいコです」
こたろうくんのおかげで、みかさんも新しい一歩を踏み出した
「しつけ教室に通うほど困ってないけど、『なんとなく困ってる、相談したい』という飼い主さんは多いと思います。しつけ教室には行かないけど、動物病院には年に1、2回は行きますよね。そういうときに、飼い主さんとお話しながら、『こうやってやるといいですよ』と伝えるようにしています」
「こたがあのとき牙を剥いてなかったら、こんなふうに考えることもなく、こたも牙を剥くままのコだったかもしれません。これからも『軽く相談できる身近な人』、そんな人になりたいと思っています」
こたろうくんがいる毎日が、家族の幸せに
みかさん:
「甘えてきてくれるとき、娘・息子・こたろうの3人でじゃれあっているのを見てるとき、ちょっとゴミ捨てに行っただけなのに 『何年ぶりの再会?』ってぐらい大歓迎をしてくれるとき。そばで爆睡してるときや、楽しそうに駆け寄ってくるとき、笑顔のとき……。やっぱり全部幸せですね」
【こたろうくんのその後に迫る】前回の取材から約1年半が経過した今、どんな日常を送っているのかを聞いた
こたろうくんの優しさを感じる出来事が

みかさん:
「前回の取材の少し前になりますが、2019年8月に保護猫のあんずを家族に迎えました。あんずが来てから、こたろうの生活もだいぶ変わったと思います」
みかさん:
「あんずが来たばかりの頃は、お互い興奮しまくって、こたろうもかなりストレスがあったと思います。『少しでもストレスにならないように…』と、最初はあんずは2階、こたろうは1階で過ごさせ、少しずつあんずを1階に連れてきて慣らしていきました。仲良しとは言えませんが、今ではお互いそばにいることが普通になってきたようですね」
みかさん:
「こたろうがあんずを受け入れるまで少し時間はかかりましたが、こたろうの優しさがさらに見えた気がします。
あんずに猫パンチされても、怒ることもなく耐える…(笑) こたろうのごはんをあんずが食べようとしても、じっと見守る…(笑) しっぽを猫じゃらしのように遊ばれても、こたろうは『無』になります。『こたろうは本当優しいよね!』と家族で話してます」
「あんずは、こたろうのことがちょっと怖いけれど好きなようで、いつも追っかけ回してます。こたろうとあんず、合わせて『こたんず』のやりとりを見ていると、本当に幸せを感じます」
これからも元気に長生きしてほしい
みかさん:
「本当に幸せです。 大型犬なので寿命は短い…と言われてますが、『ギネス取るよ!! 元気に長生きだよ!!』と毎晩こたろうに言っています。
毎朝仕事前に、15分だけ思いっきり走り回る時間を作っているのですが、私はそのときのこたろうがとっても大好きなんです。こたろうはカメラが嫌いなので、携帯を向けるといつも真顔にすぐ戻ってしまい、はしゃぐ姿をなかなか撮れないのが悔しいですが、心には焼き付けています。
最近ちょっとわがままなところもありますが、そんなところも笑えて愛おしくて。本当に、大好きです」
こたろうくんの日常はInstagramで♪
取材・文・構成/雨宮カイ
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