犬が好き
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宮古島の保健所に収容されていた姉妹犬→家庭犬になって約2カ月、にぎやかで楽しい日々を送っていた

いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、梅ちゃんと稀ちゃんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺いました。
梅ちゃんと稀ちゃんは、一緒に保護されていた
飼い主さん:
「無邪気にはしゃぐ2頭の姿に元気づけられていました。もともと家族で『もし次に新しく犬を迎えることがあれば保護犬を引き取ろう』という話をしていたので、梅と稀の里親になることは私たちにとってとても自然な選択だったように思います」
2頭を迎え入れたいと思ったご家族は、トライアル期間を経て、2頭と正式に家族になることができたのでした。
性格は違うけれど、お互いを補い合える姉妹犬

また、甘えん坊で、ちょっぴり不器用なところが梅ちゃんの可愛いところだといいます。
飼い主さん:
「梅は、稀がオモチャでひとり遊びをしているのを見て真似をしてみるのですが、上手にできずに拗ねていることも多々あります。それに、ふだんからぼーっとしていることも多いですね(笑)」

飼い主さん:
「梅がお座りをして褒められていると、稀は『私のほうが上手だよ!』と言わんばかりに梅の一歩前に出て、アピールしてきます(笑)
また、稀は保護当時から左後ろ足を負傷しており、回復が難しいとのことで切断しているのですが、ハンデを感じさせないくらいパワフルなコに成長しています」
飼い主さん:
「家に来た初日は、2頭とも様子を伺って遠慮がちで、おりこうさんに振舞っていましたが、それも1日で終了。今ではどうやってゲートを開けてキッチンに侵入するか、おやつを手に入れるかを2頭で考えて、毎日挑戦しています(笑) 2頭なので喜びもイタズラも2倍です! 」
「私には妹がいるのですが、よく梅・稀の姿が自分たちに重なります。私たちと同じように真逆の性格の2頭ですが、だからこそお互いを補い合えるのかなと。とてもいい姉妹だなと感じています」
2頭は、あっという間に大切な家族の一員に
飼い主さん:
「梅・稀が避妊手術の入院で不在だった1日は、太陽を失ったような気持ちでした。あっという間に私たちにとってかけがえのない大切な家族の一員になり、心を奪われています。
最近では梅・稀もそれに気づき、愛嬌を見せれば何でも許されるということを覚えつつありますね(笑)」
「外の世界は怖くない」と知ってもらえるように、向き合っていきたい
飼い主さんは「外の世界は怖くないよ」ということを2頭に知ってもらえるように、これからも向き合っていきたいと思いを話します。
「まだ生後約7カ月ですが、いろいろと大変な思いもしてきたと思うので、これからも目一杯愛情を注いでいきたいです。2頭が少しずついろいろなことに慣れてくれると嬉しいです。そして、ひとつでも多くの幸せを感じ、毎日幸せを感じて生きていってほしいです」
飼い主さんご家族とともに、梅ちゃんと稀ちゃんはこれからもさまざまな経験をしていくことでしょう。今後の成長も、あたたかく見守っていきたいですね。
取材・文/雨宮カイ
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