犬と暮らす
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飼い主さんのその行動、じつは犬のプライドを傷つけているかも!?
犬にもプライドはあるの?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「内面のことなので、あくまで想像になってしまいますが、自分の能力をほめられたり、おやつをもらったりしたときの喜びや報酬が自信になり、それがプライドになるのではないかと考えられます」
犬のプライドを傷つけてしまう行動
失敗を叱ってばかりいる
獣医師:
「吠えたり噛んだりなど、飼い主さんが望む通りの行動をできないからと、愛犬に対して『あなたは賢くない』という態度で接するのは、愛犬のプライドを傷つけているはずです。
また、できてもほめることをせず、失敗を叱ってばかりいると、愛犬もどんどん自信をなくしていくでしょう」
愛犬の前でほかの犬をかわいがる
獣医師:
「散歩などの最中にほかの犬をかわいがったとき、犬によっては自分よりもほかの犬を優先されたと感じ、プライドが傷ついている可能性があります。愛犬が傷ついてしまう性格の場合は、目の前でほかの犬をかわいがらないほうがいいかもしれません。それと同時に、ほかの犬や人と接触する機会を増やし、社会性を学ぶことも大切です」
プライドが傷ついているとき
獣医師:
「プライドが傷ついてしまっている瞬間はシュンとした表情をみせるかもしれません。
また、個体差はありますが、普段怒られている行動を隠れてする、警戒心が強まり攻撃的になる、日頃から怯えやすくなる、ストレスによる病気になるなども考えられます」
愛犬のプライドを回復させるためにできること
獣医師:
「なにかトレーニングをしている場合は、得意なトレーニングをして明るい気持ちを回復させるといいでしょう。そのとき、成功したら何倍も褒め、成功体験でトレーニングを終えることが大切です」
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『気をつけて!「愛犬のプライドを傷つけてしまう」NG行動3つ』(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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