犬にとって人との生活にはストレスになる嫌なことが多くあります。今回は飼い主さんがなかなか思い至りにくストレスの種をご紹介します。ドッグトレーナーの岡田敏宏先生に伺いました。
イヤなこと1 飼い主さんと行く散歩のときしか排泄ができない
犬にとって食事、排泄、睡眠など生きるために必要なことを阻害されるのは〝ストレスレベル〞が高め。自分のタイミングで排泄できず、飼い主さん都合になっている状況はつらいでしょう。
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外で排泄しそうなときや排泄中に「ワンツー、ワンツー」など声をかけます。繰り返すと、「ワンツー=排泄」を関連づけるので、家の中でもそのかけ声で排泄を促すことができます。
イヤなこと2 初対面の犬とお尻をかがせ合ってあいさつをさせる
飼い主さんが無理にあいさつさせる行為は、犬からすると「安心できるかどうかまったくわからない相手に急に近づけられた」感覚。その犬への第一印象が悪くなったり、犬嫌いになることも。
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ほかの犬とあいさつさせるときは、初めは相手の犬と距離をとります。犬同士が相手に気づいて、お互いに自然に近づきお尻をかぎ合うまでは何もせずに見守りましょう。
イヤなこと3 愛犬が一頭だけになれるか囲われた場所がない
クレートやサークルなど、愛犬だけでいられる囲われた場所を用意していないと、安心できる場所がどこにもなく、常にそわそわとした気持ちに。心が不安定になりやすく問題行動が増えることも。
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サークルの中にベッド、トイレ、水飲み場の3点セットを置いた、愛犬の自室を作るのが理想。スペース的に難しければ、最低限、クレートなど四方を囲われた場所を用意しましょう。
イヤなこと4 ケンカなどで家族間の空気が悪い
愛犬は飼い主さんの表情や口調をよく見て、聞いているので、ケンカなどの険悪な空気はすぐに気づきます。ですが嫌な雰囲気になる理由が理解できないので、ただただ不安な気持ちに。
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できるだけ愛犬の前ではケンカをしたり、ピリピリした空気を出さないように努めましょう。難しい場合は、せめて愛犬をハウスに入れて。
ドアを強く閉めることや机をたたく音もイヤなこと
ケンカ中のドアを強く閉める音や机をバンッとたたく音のような衝撃音は愛犬にとっては怖いもの。警戒心が高まりストレスになるので、愛犬の近くで出さないようにしましょう。
ご紹介した内容は犬にとって“イヤレベル”の高いものなので、改善するようにしましょう。
お話を伺った先生:岡田敏宏先生 (つけ教室「Pet LifeConsultingシンビオーシス」代表 家庭犬訓練士、動物看護師)
参考/「いぬのきもち」2024年5月号『お世話・しつけ・環境etc.じつはストレスだった!犬がイヤ!なこと21』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。