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犬の食事に関するNG習慣 中毒症状や誤嚥を引き起こすリスクを解説

日々のなにげない習慣のなかには、愛犬の病気やケガを引き起こすリスクがあるものも。
今回は、飼い主さんがやりがちな“犬の食事”に関するヤバい習慣について、獣医師の藤本聖香先生に伺いました。

人の食べ物をおすそわけする

口をなめるゴールデン・レトリーバー
VYCHEGZHANINA/gettyimages
「人の食べ物は、見た目では問題なさそうでも、犬に与えてはいけないレーズンやにんにく、玉ねぎ、キシリトールなどの食材や成分が入っていることがあり、とても危険です。食べた量が少量でも、中毒になって命にかかわることもあります」(藤本先生)

愛犬におすそわけしたい場合はこうしよう!

人用に味つけされたものは、そもそも犬におすそわけしないほうがいいですが、おすそわけしたい場合は、犬の毒となる食材や成分が入っていないか必ず表示ラベルを確認し、与える量もごく少量にしましょう。

犬を大興奮させたままゴハンを与える

ゴハンボウルの前でオスワリする犬
smrm1977/gettyimages
「大興奮している愛犬にそのまま食事を出すと、勢いよく食べて、誤って気管などに食べ物が入る誤嚥(ごえん)や、食べたものをそのまま吐き出す吐出を起こすことがあります。それが食事のたびに続くと、愛犬の体の負担になります」(藤本先生)

愛犬にゴハンを与えるときはこうしよう!

愛犬が興奮しているときはゴハンの用意をやめることを繰り返し、さわぐとゴハンが出てこないと教えましょう。散歩後など、愛犬が落ち着きやすいタイミングを食事の時間にすることも一案です。

シニア犬の食事を床にじか置きする

ボウルの前でゴハンを待つ犬
undefined undefined/gettyimages
「シニア犬は体の筋力が弱くなっているので、じか置きで食事をさせると、頸椎(けいつい)に負担がかかって痛みが出ることがあります。また、飲み込む力も弱くなっているのでむせやすく、誤嚥にもつながります」(藤本先生)

シニア犬に食事させるときはこうしよう!

愛犬がシニア期に入ったら、毎日の食事には食事台や高さのあるフードボウルを使いましょう。愛犬が自然な体勢で無理なく食事ができる高さのものを選んであげてください。
食事のさせ方や与えるタイミングを間違うと、誤嚥や中毒症状を起こしたり、体に負担をかけたりするおそれがあります。愛犬の健康を守るためにも、ふだんの食事の習慣を見直してみましょう。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)、藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2024年12月号『病気、ケガ、不調……愛犬の健康を脅かす!飼い主さんのヤバい習慣』
文/宮下早希
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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