犬と暮らす
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「飼い主さんからほかの犬のニオイがして距離を置く犬」の行動とは?獣医師が解説
しかし、飼い主さんが友人が飼っている柴の愛犬と遊んで帰宅をした日は、ロイくんの反応が違ったそうです。

「仕事の移動中に友人とバッタリ」がやきもちの原因に!

飼い主さん:
「とても人懐っこい性格で、1才という年齢もあり全力で飛びかかったり、顔をなめたりされました。私も全力でそれを受け止めました」
そして帰宅した飼い主さんを待っていたのが、ロイくんの反応です。
飼い主さん:
「あまり感情を出す犬ではないので、ふだんから『もっと甘えたり、怒ったり、わがままをいってほしいな』と思っていました。そんな折の出来事なので、『こんなにやきもちを焼いてくれるんだ!なんか嬉しい!!』と感じました」
1時間後には自然と仲直り、散歩で穴埋めをした
飼い主さん:
「1時間後に『散歩に行こう』とリードを持って外に出ました。そのときはふつうに寄ってきて『さんぽ!さんぽ!』と喜んでいたので、忘れたか許してくれたのだと思います(笑)
さっきの分までたくさんなでて、抱っこしました」
【獣医師解説】ニオイを嗅いで離れてしまったロイくん、行動の理由は

――飼い主さんが友人の愛犬と遊んで帰宅した際、ニオイを嗅いだロイくんが飼い主さんとしばらく距離を置いたそうですが、このときのロイくんの行動には、どのような理由が考えられますか?
白山先生:
「ふだんの飼い主さんから嗅ぎ慣れないほかの犬のニオイがしたため、ロイくんの心の中には警戒心と困惑が渦巻いていたのでしょう。しばらく距離を置いて様子をうかがおうと思ったのかもしれませんね。性格的にも慎重なタイプのロイくんですが、時間とともに“いつもの飼い主さんだ”と納得できたのでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/寺井さとこ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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