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「犬が老いるとしなくなる行動」とは? 犬の老いについて獣医師に聞いた

シニア犬は年齢を重ねていくと今まで通りの行動をしなくなったり、体を動かすことができなくなるなどの変化が出てくるといわれています。

では、老化によって体の機能が低下していくことで、犬の行動にどのような変化がみられるのでしょうか?

「犬が老いるとしなくなる行動」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。

シニア犬に起こる体の変化とは?

犬が老いるとしなくなる行動とは? 犬の老いについて考える いぬのきもち
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シニア犬は年齢を重ねるなかで、今までできていたことができなくなっていくことがあります。

これは、加齢によって犬の体が変化していき、心肺機能、筋力、認知機能、消化機能、腎機能など、体の様々な機能の低下が起こるからです。

犬の場合、平均的には7、8才頃から徐々に生理機能の老化が起こってくるとされています。

犬が老いるとしなくなる行動とその理由

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犬が老いるとどのような行動をしなくなるのかというと、たとえば、

呼んでも来なくなる

シニア犬を呼んでも来なくなった、反応が悪くなったという場合は、聴力の低下や立ち上がったり移動をしたくないことが考えられます。

散歩時に引っ張らなくなる

散歩の時にグイグイと引っ張っていた犬が、引っ張らなくなった、走らなくなったという場合は、筋力や体力の低下などが考えられます。

食事を完食しなくなる

シニア犬が食事を完食しなくなった、食べる量が減ったという場合は、消化機能の低下、代謝エネルギーの低下などが考えられます。

シニア犬と散歩をするときに気をつけること

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愛犬に老いを感じたり、体の機能の低下から動き方に変化が出てきているとき、散歩の仕方で迷われる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

シニア犬の散歩では、歩く速さや距離を調節してあげたり、段差や急勾配の坂などがあるコースを避けてあげるなどに気をつけてあげるとよいでしょう。

愛犬の老いをどう受け入れる?

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犬も人も加齢に伴って老化が訪れます。生理機能的に今までできていたことが徐々にできなくなってくることは誰にでも起こる自然なことです。

このため、シニア期に入る前から愛犬の年齢による変化を理解し、家族も愛犬も穏やかに日々を過ごせるように生活環境や心の準備を整えていくとよいでしょう。

愛犬が老化によって「〇〇しなくなった」「〇〇できなくなった」という場面を目にすることもあるかと思います。

犬の老いを避けることはできないけれど、そのコに合わせたサポートを考えてあげたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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