犬と暮らす
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犬の3大害虫「マダニ・ノミ・蚊」対策とは 人にも感染する病気を運んでくることも
今回はそんな危険な害虫、マダニ・ノミ・蚊について、アース・ペット株式会社でペットと飼い主さん家族の健康を守る商品開発に取り組んでいる安藝良平さんにお話を伺いました。
ガッチリ噛みつきじっくり吸血「マダニ」
さらに、マダニは複数の感染症を媒介するおそれがあり、なかでもSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は人と動物共通の感染症で、感染した愛犬から飼い主さんにうつることもあるので注意が必要です。
マダニの対応と対策
・愛犬の皮膚にマダニが噛みついていることを確認したら、自分で取らずに動物病院へ行く(吸血中のマダニを無理に取ると、犬の皮膚にマダニのあごが残り、皮膚炎の原因になることがあります)
・マダニ駆除剤を定期的に使用する
・外出前にペット用虫よけ剤を使う
草むらに潜むジャンパー「ノミ」
犬に寄生したノミは数日で卵を産み、卵は数週間で成虫に。ノミは成長が早いため、室内で増殖するリスクがあります。ノミの主な害は、強いかゆみ、皮膚の炎症、ノミアレルギー性皮膚炎、瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)症や猫ひっかき病といった病気の媒介などです。
ノミの対応と対策
・ノミを見つけたら指や爪でつぶさず、粘着テープに付けて処理をする(ノミは体内に寄生虫や菌をもっているおそれがあるため、つぶすとそれらの病原体が人に感染する危険性があります)
・ノミ駆除剤を定期的に使用する
・外出前にペット用虫よけ剤を使う
待ち伏せタイプは貪欲でしつこい「蚊」
蚊の対応と対策
・フィラリア症予防薬を定期的に投与する
・外出前に虫よけ剤を使う
参考/「いぬのきもち」2025年7月号『コイツらから愛犬を守れ! 危険な虫獣指名手配リスト』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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