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犬にとって危険な虫は室内にも!「塵性ダニ」と「トコジラミ」について解説

屋外には、マダニや蚊、ネズミやムカデなど、犬にとって危険な生き物がたくさんいますが、実は屋内にも犬に害を与える生き物がいることをご存じですか?

今回は、室内に潜んでいる危険な生き物「塵性(じんせい)ダニ」と「トコジラミ」について、アース・ペット株式会社でペットと飼い主さん家族の健康を守る商品開発に取り組んでいる安藝良平さんにお話を伺いました。

どんな家にも必ずいる!「塵性ダニ」

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのたびちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
室内にいる塵性ダニは、多くは「ヒョウダニ」と呼ばれる種です。ほぼ1年中見られ、どんな家にも必ずいるとされています。

人やペットのフケ、ホコリなどをエサとし、犬が長時間寝ている場所でたくさん見つかりますが、このダニは刺すことはしません。しかし、ダニの体、死骸、糞がダニアレルギーの原因となるため、対策が必要でしょう。

塵性ダニの対策

・ペットの安全も確認されている室内用のダニ駆除剤を使用する
・洗濯や掃除で清潔を保つ
なお、塵性ダニの一種である「コナダニ」は食品を好み、開封済みの粉類の袋などに入り込んで増殖します。特にたんぱく質を好む傾向があり、犬のドライフードにも湧きやすいため、フードの開封後は密閉容器に入れて保存するとよいでしょう。

海外からやってきた「トコジラミ」

ゴールデン・レトリーバーのまるくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
トコジラミは戦後の日本で流行したものの、すでに絶滅しています。近年ニュースなどで話題のトコジラミは海外から持ち込まれたもので、従来の殺虫剤が効かない「スーパートコジラミ」です。

トコジラミの主な害は、かゆみや皮膚の炎症です。暗くて狭い隙間を好み、段ボールの断面の隙間に潜んでいることも。

トコジラミの対応・対策

・かゆみが強い場合はに動物病院へ
・忌避剤である「ディート」を含むペット用虫よけ剤を使用する
安全だと思い込みがちな室内にも、危険な虫が潜んでいることがあります。室内だからと油断せず、清潔な状態を保ったり駆除剤や虫よけ剤を使用したりなど、虫対策を万全にするよう心がけましょう。
お話を伺った先生/安藝良平さん(アース・ペット株式会社商品本部研究開発部所属の研究員)
参考/「いぬのきもち」2025年7月号『コイツらから愛犬を守れ! 危険な虫獣指名手配リスト』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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