犬と暮らす
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犬がシャンプーを嫌がる理由は? お風呂が苦手な犬をシャンプーするコツ
では、自宅で愛犬のシャンプーをするときに、犬が嫌がりにくい体の洗い方はあるのでしょうか?
「犬がシャンプーを嫌がる理由とお風呂が苦手な犬をシャンプーするコツ」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬がシャンプーを嫌がる理由
山口先生:
「犬がシャンプーを嫌がる場合、初期のシャンプーのときに嫌な印象がついてしまったのかもしれません。シャワーの音、温度、感覚に苦手意識を抱くケースが多いと思います。
ほかにも、シャンプー中寒いことや拘束時間の長さが苦手なことであったり、顔回りなど一部分のシャンプーが嫌で苦手とすることもあるでしょう」
犬が嫌がりにくいシャンプーの仕方とコツ
山口先生:
「犬が嫌がりにくいシャンプーの方法として、体にかけるシャワーの温度を適温にすること、水流を弱めにすること、できるだけ体に添わせて流すこと、これらの工夫でシャワーの刺激を弱めることができます。
もし、シャワーが苦手なら、汲み置いたお湯をかけたり、犬用のバスタブを活用して入浴させながら洗うのもよいでしょう。また、手早く行うことや冬場はお風呂場を温めてから行うこともポイントです」
お風呂嫌いな犬をシャンプーするときの対応
山口先生:
「愛犬がシャンプーを苦手な場合、まずは脱衣所で、慣れてきたら浴室でおやつを与えたりコミュニケーションをとるなど、その場所によい印象を与えてみることから始めてください。
慣れてきたらバスタブの中でおやつを食べさせたり、汲み置いたお湯を置いてみたり、少量のお湯に触れさせてみるなど、少しずつ慣れさせていきます。
慣れるのには時間がかかりますし、無理に行うとさらに苦手意識が高まり解決が難しくなります。焦らずにその間はトリミングサロンなどを活用してみてはいかがでしょうか」
お風呂嫌いな犬をシャンプーするときの注意点
山口先生:
「最初は足だけなど、短時間から始めてみてください。過去にシャンプーを嫌いになるきっかけがあったはずなので、シャワーを適温にしたり浴室を温めたり、愛犬ができるだけ刺激を感じずに済むように準備は入念にしておきましょう。
シャワーのほか、シャンプー剤を背中にかけるときの冷たさを気にするコもいます。あらかじめシャンプー液に水を足してスポンジで泡立てておき、泡で洗うようにすると冷たさを感じづらく、手早くしっかり洗えておすすめです。
そのコに苦手な部分がある場合は、無理に洗わずブラッシングやシャンプーシートなどを活用してみましょう」
愛犬のお手入れをトリミングサロンで行っている方もいるかと思いますが、愛犬のシャンプーを自宅でするときの参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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