犬と暮らす
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ぬいぐるみの肩に腕を回して「友達同士」のような姿を見せる子犬 犬はぬいぐるみをどう認識している?|獣医師解説
うにちゃんとぬいぐるみの仲良し現場を目撃した飼い主さん。撮影当時のことを聞くと、普段であればもう寝る時間だったため、うにちゃんにはサークルの中で過ごしてもらっていたそう。
飼い主さんはキッチンにいたそうですが、いつもより早めにうにちゃんが静かになったため、「寝たのかな?」と思い様子を見に行くことに。すると、飼い主さんはこの光景を目にし、急いでスマホで動画を撮影したといいます。
「『うにが少しでも安心してくれれば』と思い、普段から寝るときもこのぬいぐるみを渡しています。これまで、ぬいぐるみにあごを乗せて寝ることはありましたが、『友達同士』のようにぬいぐるみの肩に腕を回している姿は見たことがなかったので、可愛くて仕方がなかったです。
私にはまるで、ゴルパピ同士で内緒話をしているように見えました」
うにちゃんとぬいぐるみは、「相棒のような関係」に!

うにちゃんは成長中の今もこのぬいぐるみが大好きで、ふたりは「相棒のような関係」とのこと。しかし、うにちゃんがぬいぐるみに腕を回しているかのような姿を見せたのは「後にも先にもあのときだけだった」といい、飼い主さんは「貴重な瞬間が撮れて、今でも宝物の動画です」と話しています。
【獣医師解説】犬はぬいぐるみをどのように認識している?
「犬はぬいぐるみをどのように認識しているかというと、大事なおもちゃや遊び相手(友達)、あるいは母犬やきょうだい犬のように思っている可能性があります。
甘えん坊なコや人懐っこいコ、活発なコや一頭で飼われているコなどは、ぬいぐるみを好む傾向があるかと思います。
今回のうにちゃんは成長中の今もこのぬいぐるみが大好きで、ふたりは『相棒のような関係』とのことでしたね。ぬいぐるみのふわふわした感触やその大きさなど、うにちゃんにとって『きょうだいのような存在』だったのかもしれません。
また、小さい頃からずっとそばにあり、眠るときなどに飼い主さんの匂いを感じられていたことで『飼い主さんと一緒にいるような安心感を与えてくれるもの』と感じている可能性もあるでしょう。
うにちゃんにとって、ぬいぐるみは『なくてはならない存在』になっているのではないでしょうか」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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