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ボルボ・カー・ジャパン「犬が犬らしく生きる」社会への挑戦

愛犬と安全・快適にドライブしたい!

愛犬と車でお出かけするのは楽しいイベントですが、すべては安全であってこそ。万が一のとき、誰も悲しまないことって大切ですよね! 今回は創業時より安全をテーマに車づくりを手がけてきたボルボを取材しました。犬のために、そして飼い主のために、いっさい妥協しない最新の安全技術がギュッと一台の車の中に詰まっていました。
写真/小林岳
(↑2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したボルボの最新SUV(XC60)と、ボルボを検討中という波田野さんご夫婦と愛犬たち(左からイタリアン・グレーハウンドのSHIMBAくん、サル―キのGREGくんとPETERくん))
写真/小林岳
ボルボ・カー・ジャパン提供
(↑ボルボのショールームは愛犬といっしょに入れるのが大きな特徴。ボルボのロゴの入ったボウルも用意されています。また、北欧家具を配置したリビングのような空間で、ゆったりと車選びを検討することができます。写真奥の納車ガレージでは、新しいボルボ・オーナーさんがスタッフからじっくりと説明を受けていました(写真下◎))
S925提供
S925提供
(↑ボルボではオプションのドッグゲートやスチールガードネットを用意。愛犬といっしょにお出かけするのが当たり前というスウェーデンならではの装備です。また、座席の2列目・3列目に設けられたエアコンの吹き出し口が、後方にいる愛犬にも冷風を届けます(●))

犬が犬らしく生きられる、福祉先進国スウェーデン

写真/小林岳
(↑ボルボ・カー・ジャパン マーケティング部の益田香さんにお話を伺いました。大の犬好きという益田さんは13才と3才のミニチュア・シュナウザーの飼い主でもあります。)
ボルボはドッグフレンドリーな車として、多くの愛犬家たちに知られています。実際にボルボのショールームを訪れて驚くのは、愛犬と一緒に店内に入れること。ボルボとしては当たり前のように行ってきたことですが、愛犬といっしょに車選びを楽しめると、愛犬家には喜ばれているそう。

「ボルボの故郷スウェーデンは、福祉先進国として有名ですが、動物に対するケアも高い水準を誇ります。犬の愛護法があり、「犬は犬らしく」扱うことが厳しく定められているんです」と、マーケティング部の益田さん。この法律では、飼い主が長時間家をあける際、愛犬を置き去りにすることを許していません。そのため、スウェーデンには犬の保育園が多く存在し、犬が快適に過ごせるよう施設の設計にまで厳しい基準が定められているそうです。

「そんなお国柄なので、飼い主が車で出かけるときは愛犬もいっしょというのが当たり前なんです。夏休みが1カ月ほどあり、多くの人がサマーハウスとよばれる別荘で過ごします。車に食器から家具まで積みこんで家族で出かけるのですが、もちろん犬たちもいっしょです。最近ではアクティブに過ごすファミリーにSUVが人気となっているようです」

何よりも安全にこだわった家族のための車づくり

写真/小林岳
(↑ショールーム・アテンダントの藤田博美さんの説明に耳を傾ける波田野さんご夫婦)
「ボルボがドッグフレンドリーなのはお国柄だけではありません。楽しいドライブは、まず安全・安心があってこそ。ボルボは創業時より安全に対していっさい妥協しない会社として知られています」

今日普及している3点式シートベルトは、じつはボルボが開発したものだとか。開発当初に特許を取得したものの、その安全性の高さが実証されると無料で公開したそう。自分たちだけのものにしていたら、世界中で救われるべき人が救われないと、会社が判断したそうです。安全技術の開発には常に膨大な費用をかけていて、クラッシュテストをはじめ、大量の事故データを収集して役立てているそうで、本国では「交通事故が起きると、現場には警察よりも救急車よりも先にボルボの事故調査隊が到着する」ともいわれているとか。

「愛犬とのドライブはとても楽しいものですが、安全に対する正しい知識も必要です」と益田さんは強調します。たとえば、車に約30kgの大型犬を乗せて40㎞/hで衝突した場合、大事な愛犬が突然1tもの重量物となって同乗者やフロントガラスにぶつかることになるといいます。愛犬と人を守るためにもフリーな状態にせず、ケージなどに入れて固定してあげることが大切とのこと。ボルボでは専用のドッグゲートやスチールガードネットを用意しています。

犬にも人にもやさしい、オリジナル・アイテム

それでは、ボルボの「犬にやさしく人にやさしい」商品の一部をご紹介します!

エンジン・リモートスターター

ボルボ・カー・ジャパン提供
(↑走行前から車内を快適な温度にしておけるので、暑さに弱い愛犬との夏のドライブも快適にスタートできます(◎))

リアシート・プロテクトマット

ボルボ・カー・ジャパン提供
(↑シートのヘッドレストにワンタッチで取り付けられるマット。停車時に、汚れを気にせず愛犬をシートに乗せることができます(◎))

ボルボ・オリジナル・ペットバギー

ボルボ・カー・ジャパン提供
(↑軽さと操作性の良さで人気のバギー。本体とフレームは分離でき、本体はISOFixベルトでシートに安全に固定でき、フレームは折りたたみ可能です(◎))
いかがでしたか? 
ボルボは、家族が安全・快適に移動できるファミリー・カー。そんな車づくりのコンセプトが、多くの愛犬家の皆さんの信頼をいただいている理由なのかもしれません。オーナーさんからご要望もたくさんいただくのですが、現在、愛犬とのドライブに便利なピクニックバッグを考えています。躊躇せず、愛犬とどんどん車でお出かけして、楽しい思い出をたくさんつくってほしいと思います」と益田さん。安全面でのさらなる進化や、愛犬家向けの提案など、ボルボの挑戦が楽しみです。
※愛犬を伴っての来店は、動物アレルギーや犬が苦手なお客様が来店されている場合は、席を離して座っていただくなどの配慮をしているそう。「まず入店前にスタッフにひと声かけてください。」とのこと。

ボルボとペットがいる暮らし

「いぬのきもち」2018年7月号『15周年特別連載 犬にやさしく人にやさしい社会へ「ボルボ・カー・ジャパン」』(取材・文・構成/鈴木和宏 写真/小林岳夫(◎印はボルボ・カー・ジャパン、●印はS925提供))より
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