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散歩後に庭で“拒否柴”⁉ ごろんと寝転がる柴犬の心理|獣医師解説
飼い主さんに話を聞くと、とある朝の出勤前の光景だそう。散歩から帰ってきた福ちゃんは庭で座り込んでしまい、挙げ句の果てに寝転がって“拒否柴”をしていたのだとか。
小さいころから見られる光景
「庭で座り込んでそのままヘソ天をすることもあれば、座り込んでナデナデしたあとにヘソ天をすることもあります。
寒い時期はしませんが、暖かくなるとこのくつろぎモードの拒否柴状態に。『天候的にも気持ちいい』という心境と、散歩が終わったらケージに入ってお留守番なので『嫌だな』という気持ちなのかもしれません。
なので、天気のいい日は散歩のあとに少しでもまったりとできるようにしています」
ただ、仕事を休むことはできないので、心を鬼にすることもあるようです。
「福ちゃんは庭で拒否柴をすると、『起こしてもすぐ寝る』を繰り返します。出勤時間があるので、最終的には強制的におうちに入っていただきます(笑)」
【獣医師解説】朝の散歩から帰ってきて庭で“拒否柴”をする犬の心理
この行動からは、どのようなことがわかるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「散歩後に庭で寝転がって拒否柴する福ちゃんの様子からは、次のような心理が読み取れるでしょう。
・飼い主さんの気を引きたいから
・家に入ると“お留守番”が待っていると理解していて、少しでも抵抗したい気持ちがあるから
・飼い主さんのルーティンをよく理解している犬
・散歩が好きな犬
ほかにもある拒否柴エピソードにほっこり!
「福ちゃんは、普段もたまに拒否柴をしています。そのときは『私が捕まえるフリをして、福ちゃんは逃げながらもまた構えて……』を何回か繰り返して遊ぶんです。
最終的に福ちゃんは納得して、自分からケージに入ってくれますね」
写真提供・取材協力/@fuku_shiba29さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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