犬にネギは絶対にNG　ネギ類を食べてしまったときの対処方法とは

犬にとってネギは危険な食材ですので、誤食だけでなくネギを使った料理を愛犬に与えるのはNGです。では、犬がネギを食べるとどのような症状がみられるのでしょうか？

「犬がネギを食べたときの症状と対応」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。

犬にとってネギは危険な冬の食材

ネギは犬に危険な冬の食材犬がネギを食べた場合の症状と対応いぬのきもち — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬にとってネギは危険な食べ物で、加熱されている場合も危険は同様です。犬はネギを食べると「ネギ中毒」を起こし、最悪の場合は命を落とすこともあります。

犬のネギ中毒でみられる症状

犬がネギ類を食べるとネギ類に含まれる成分によって、赤血球が破壊され貧血をはじめ、さまざまな症状がみられるようになります。

元気がなくなる、下痢・嘔吐をする、食欲がなくなる、血尿が出る、ふらつく、歯茎や目の結膜が白くなる（貧血）、黄疸が出るなど、なかでも血尿と貧血はネギ中毒の代表的な症状です。

犬がネギを食べた場合の対応

愛犬がネギ類を食べてしまった場合は、量の多少や症状の有無に限らず早急に動物病院に連れて行ってください。

また、ネギ類を誤食した可能性があり、真っ赤でなくてもピンク色の尿が出たり、普段と少しでも様子が違うようであればネギ中毒を疑い、すぐに獣医師の診察を受けてください。

受診時には「いつ食べたか」「どれくらい何を食べたか」「どんな症状がみられたか」などをメモして獣医師にみせると診察・治療がスムーズに進むでしょう。

愛犬がネギ中毒を起こさないために

長ネギ、玉ねぎ、あさつき、わけぎ、ニラ、ニンニク、らっきょうなどネギの仲間の野菜は、すべて犬にとって命を脅かす危険な食べ物です。
食材そのものだけでなく、煮汁、スープなど溶け込んでいるものもNGですので注意が必要です。

愛犬をネギ中毒にしないために、料理中は愛犬をキッチンに入れないようにしたり掃除をしておくことも大切です。

また、ネギ類を触ったり調理した後は、綺麗に手を洗ってから愛犬を触るようにしましょう。また、散歩中にこれらを犬が拾い食いしないように注意深く観察しましょう。

愛犬の思わぬ誤食や中毒を防ぐためにも、犬が食べてはいけない食材を確認しておきましょう。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生）
参考／いぬのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】犬にネギは絶対にNG。食べてしまったときの症状と対処方法』
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください