犬が何気なく食べてしまったものが原因で、中毒を起こしたり、突然死んでしまうこともあります。普段身の回りにあるものが犬にとって危険があるかどうかを知っておくだけで、犬の命を守ることができるかもしれません!今回は、獣医師監修による犬に毒となる物のリストをご紹介します。
犬が中毒を起こしたときの主な症状
犬にとって”毒”となるものを犬が誤食してしまったとき、犬の様子に「あれ?」と違和感を感じたり、明らかに様子がおかしい場合は、”毒”によるなんらかの症状が出ている可能性があります。
毒による中毒症状の例
- 下痢や嘔吐、血尿などを起こす「消化器症状」
- 脳障害やけいれん、昏睡などの脳神経に影響を与える「神経症状」
- 呼吸に異常を起こす「呼吸器症状」
- 皮膚に異常を起こす「皮膚の障害」
- 心拍が上がったり、不整脈を起こす「循環器症状」
獣医師によると、毒物には、”毒”となる特有の中毒症状があって、治療方法も違うので、もし誤食してしまったものを取り出せたとしても、中毒を起こす物質がすでに体内に吸収されていると、治療が難しくなってしまうそうです。
犬に危険な毒リスト
こんなに危険なものがいっぱい?中には「えっ!」と思う身近なものまで含まれています!
食品
たまねぎ ネギ にら らっきょう にんにく なす 毒キノコ(ツキヨタケ・テングダケ等) チョコレート ココア 生卵の白身 ぶどう プルーン レーズン(ドライフルーツ) いちじく ザクロ アボカド レモン グレープフルーツ アルコール類 カフェイン入り飲料 ナッツ類 フグ 貝類 キシリトール入りの食品など
薬品
人間用の薬(鎮痛薬、抗神経薬など) 洗剤 漂白剤(ハイタ―など) 農薬(防虫剤、殺虫剤、殺鼠剤、除草剤など) 重金属(水銀、鉛、乾電池など) アロマオイルなど、その他にも150種類ほどの薬品が犬にとって”毒”となります。
植物
アイビー ポトス チューリップ ユリなど、その他にも50種類以上の植物が犬にとって”毒”となる危険があります。野草やハーブにも注意しましょう。
その他
ボツリヌス菌 ウェルシュ菌などカビ毒に侵された食品やヒキガエル、その他さまざまな物質が犬の中毒症状を引き起こす原因となります。
もしも愛犬が”毒”を食べてしまったら?
身の周りにあるさまざまなものが、犬にとって”毒”となる危険性があります。
獣医師によれば、もし愛犬が”毒”となるものを誤食してしまったら、いつ何をどれくらい食べたか正確に記録しておくことと、無理に吐かせた方がいいものばかりではなく、吐かせ方や治療方法もさまざまなので、まずはかかりつけの獣医師にどうしたらよいのか連絡して、なるべく早く動物病院に連れて行くことが大切だそうです!
今回は、「犬の毒リスト」をご紹介しました!
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください