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乾燥や暖房器具が原因に? 冬は要注意な犬の皮膚トラブルやケガと予防ポイントを解説

暖房器具が欠かせない冬は、愛犬がやけどなどのケガをすることも珍しくありません。空気の乾燥によって皮膚や肉球がダメージを負うこともあり、生活環境を整えてしっかりと対策する必要があります。

今回は、日本大学動物病院院長の枝村一弥先生に、冬に注意したい皮膚の病気について教えていただきました。

犬も冬に痛みを感じやすい!

雪で遊ぶ柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
寒くて乾燥する冬は、犬も痛みを感じやすくなる時季。雪や暖房器具など、冬ならではの理由で病気やケガを引き起こすことも少なくありません。痛みはストレスや別の病気の原因にもなり得るので、冬に起きやすい病気・ケガを知って予防に努めましょう。

低温やけど

ストーブの近くで眠る犬のイメージ
イラスト/イデタカコ 「いぬのきもち」2025年12月号『サインを見逃さないで!冬に気をつけたい犬の痛い!病気』
長時間同じ場所で暖房器具に当たり続けると、低温やけどを起こしやすくなります。やけどをすると、脱毛や皮膚のただれ、ひどい場合は皮膚がはがれ落ちて痛みを伴います。ときどき愛犬を暖房器具から離す、ホットカーペットは設定温度を下げて厚手のラグを敷く、ストーブに近づけないよう柵を置くなど、温まりすぎないよう対策しましょう。

皮膚や肉球のひび割れ

乾燥でひび割れた犬の肉球
参考・写真/「いぬのきもち」2025年12月号『サインを見逃さないで!冬に気をつけたい犬の痛い!病気』より 枝村一弥先生提供
空気が乾燥する季節は、皮膚や肉球の表面も乾燥し、進行するとひび割れて、ひどいと出血を伴うことも。たとえ血は出ていなくても、ひび割れれば痛みを感じます。そうなる前に加湿器を使って、部屋の湿度を管理しましょう。肉球は専用のクリームを塗ってケアを。

冬暮らしのルール

毛布にくるまるララちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
冬に起きやすい病気・ケガを予防するには、寒さ・乾燥対策が大切。飼い主さんに意識してほしいポイントをご紹介します。

部屋はしっかり暖めて加湿を

一般的に犬は寒さに強いといわれますが、寒さがまったく平気なわけではありません。冬場は服を着なくてもいいレベルまで部屋を暖めましょう。犬が自分で暖を取れるよう、毛布などを置いておくのもおすすめです。また乾燥を防ぐため、加湿器で湿度50%になるよう調整しましょう。

散歩前には準備運動を

寒さで関節がこわばったまま散歩させるのは、節々の痛みの原因に。散歩前に足腰にホットタオル(※)を当てて関節を温めたり、オスワリ・フセの姿勢から立つことを繰り返させたりして、関節をほぐしてから出かけましょう。

※タオルをお湯で濡らして固く絞ったもの。タオルをお湯に浸すときは、やけどに注意しましょう。

乾燥・脱水対策を入念に

冬は空気が乾燥するため、自然と体内の水分量が減って、ひどいと脱水気味に。夏と同じくらいの数の飲水用ボウルをセットし、いつでも好きなだけ飲めるようにしましょう。冷たい水を嫌がるようなら、ぬるま湯にしてもOKです。

脱水気味かどうかをチェックするには、愛犬の首の後ろの皮膚を毛ごと軽くつまみ、2〜4cmほど上に引っ張って離してみて。離してすぐに皮膚が平らになればOK。離して2秒以上経っても皮膚が山状に盛り上がったままなら、脱水傾向にあるといえます。
冬場は寒さ・乾燥対策をしっかり行うことが大切です。愛犬が病気やケガをしないよう、改めて生活を見直しましょう。
お話を伺った先生/枝村一弥先生(日本大学動物病院院長 日本大学生物資源科学部獣医学科教授) 博士(獣医学))
参考・写真/「いぬのきもち」2025年12月号『サインを見逃さないで!冬に気をつけたい犬の痛い!病気』
イラスト/イデタカコ
文/柏田ゆき
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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