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シニア犬の体と心はどう変化していく?五感や認知の変化を解説

年を重ねていくほど、犬の体は変化していきます。それに伴い、若いころには見せていた様々なしぐさや行動も控えめになっていったり、ときには大きく変化します。シニア犬の体と心の変化について獣医師の佐々木彩子先生に伺いました。

年を重ねるほど感情やしぐさや行動に表れにくくなっていく

15才シニアの柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
個体差はあるものの、10才を過ぎて足腰や聴力、視力が弱くなってくると、犬の行動はゆっくりに、無駄な動きもしなくなっていきます。それまで見られなかった行動をするようになることもありますが、小さくなったサインを見逃さないことが大切です。
加齢とともに体や脳が衰えていくなかで、犬の気持ちがどう変化していくのかを紹介します。

第1ステージ:五感が衰える

シニアのミニチュア・ダックス
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は嗅覚が最後まで残るといわれていますが、加齢とともに聴力や視力が落ちていきます。

初期は不安が強まる

目が見えにくくなる、耳が聞こえにくくなるといった変化は、それまで把握できていた他者の動きや物音などが認識しにくくなるということ。五感の衰えはじめは、不安が強まる傾向があります。

しぐさ・行動の変化

●飼い主さんについて回るようになる
●怖がることも増える
●散歩を拒否することも

慣れてくると気にならなくなっていく

音が聞こえないことや目が見えにくいことに犬自身が慣れていくと、今度は少しずつ不安がやわらいでいきます。同時に、視力や聴力が弱まるほどに、周囲に対する反応もなくなっていきます。

しぐさ・行動の変化

●苦手だったものに反応しなくなる
●寛容になったように見える
●名前を呼んでも反応しないことがある
●寝ている時間が増える

第2ステージ:認知が衰える

うとうと眠るチベタン・スパニエル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
五感の衰えによって刺激が減ることで認知の衰えも進んでいきます。

これまでの生活習慣やもともとの気質が強く出てくる

五感が衰えて刺激が減ると、脳の老化が加速します。我慢できていたことができなくなる、逆に大概のことは気にしなくなるなど、個々でさまざまな変化がみられるように。

しぐさ・行動の変化

●吠えるようになる
●遊ぶことが減る
●食への執着が高まる
●寛容になる
●頑固になる
自己主張が強かったり、穏やかだったり、犬ごとに生まれ持った気質、個性があります。子犬のときの社会化トレーニングをはじめ、暮らしの中で中和されていた本来の気質がこの時期に再びあらわれることがあります。

考えることができなくなっていく

認知の衰えが進むと、犬はシーンに見合う考えができなくなっていきます。表情は乏しく、ぼーっとすることが増えます。目的のわからない吠えや徘徊などがあらわれることも。

しぐさ・行動の変化

●ちぐはぐな行動をする
●さまざまなことへの反応が乏しくなる
●表情が乏しくなる
●ぼーっとする
●飼い主のことがわからなくなる
愛犬の小さな変化やサインを見落とさずに見守っていってくださいね。
お話を伺った先生/佐々木彩子先生(「キュティア老犬クリニック」獣医師 獣医中医師1級・獣医推拿整体師)
参考/「いぬのきもち」2026年3月号『知りたい!しぐさと行動に隠されたシニア犬のきもち』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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