犬は一日の中で、さまざまなことにストレスを感じています。私たちの何気ない行動が犬を不快にさせることもあるので、犬目線に立って寄り添うことが大切です。そこで今回は、日常生活に潜む犬のストレス要因とその対策について、しつけ教室「Pet Life Consulting シンビオーシス」代表の岡田敏宏先生に教えていただきました。
フローリングワイパーをかける
参考・写真/「いぬのきもち」2026年5月号『一日の中のコワい イヤ見つけた!犬目線でよくわかる「ストレスのもと」』
掃除機を怖がる犬は少なくありませんが、音のしないフローリングワイパーや粘着クリーナーにも気をつけたいもの。道具が行ったり来たりする様子が、犬にとっては不可解なため不安になりがち。とくに急いで掃除をしているときは、動きが早くなるためいっそう怖さを感じるでしょう。
対策:道具を動かしながらおやつを与えて
参考・写真/「いぬのきもち」2026年5月号『一日の中のコワい イヤ見つけた!犬目線でよくわかる「ストレスのもと」』
愛犬の目の前で掃除道具を前後に動かしながら、おやつを与えます。これを繰り返すことで、前後に動く掃除道具に慣れさせましょう。
ビビリなコは、掃除道具そのものを怖がってしまうことも。この場合は、床に置いた掃除道具のそばにおやつを置き、近寄れるようにすることから始めましょう。
窓の外に人がいるのを発見する
参考・写真/「いぬのきもち」2026年5月号『一日の中のコワい イヤ見つけた!犬目線でよくわかる「ストレスのもと」』
犬は縄張り意識が強い動物。留守番中に窓から道行く人や門から入ってくる配達の人が見えると、“敵”が侵入してくると警戒がマックスに。見慣れない帽子や箱などにも敏感になり、落ち着いて留守番ができません。
対策:犬の視界に合わせて窓に目隠しシートを貼る
参考・写真/「いぬのきもち」2026年5月号『一日の中のコワい イヤ見つけた!犬目線でよくわかる「ストレスのもと」』
窓に透過性の低い目隠しシートを貼ってみて。犬の視界に合わせて窓の下の方にだけ貼れば、採光面でも問題ないでしょう。
留守番時は家の中の“刺激”を増やして
参考・写真/「いぬのきもち」2026年5月号『一日の中のコワい イヤ見つけた!犬目線でよくわかる「ストレスのもと」』
犬が留守番中に退屈しないよう、あえて窓から外が見えるようにしている飼い主さんもいるようですが、上記のとおり犬にとってはありがた迷惑……。とはいえ、まったく刺激がないと退屈で、脳の機能低下を招いてしまいます。外からの刺激ではなく、家の中の刺激を増やすことを意識しましょう。
対策:安全な知育おもちゃを置いてみて
朝に与えるドライフードの量を半分にし、残りを安全な知育おもちゃに詰めて部屋の中に置いておきましょう。知育おもちゃがたくさんあると長い時間楽しめるうえ、刺激も増すのでおすすめです。
※留守番中に与える知育おもちゃは、ひとり遊びで使用できる安全性の高いものにしましょう。
飼い主さんがふだん何気なくしていること、良かれと思ってやっていることが、愛犬のストレスになることもあります。愛犬が心穏やかに過ごせるよう、気持ちに寄り添ったストレス対策を心がけましょう。
お話を伺った先生/岡田敏宏先生(しつけ教室「Pet Life Consulting シンビオーシス」代表)
参考・写真/「いぬのきもち」2026年5月号『一日の中のコワい イヤ見つけた!犬目線でよくわかる「ストレスのもと」』
文/柏田ゆき