犬が好き
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泣けるとネットで話題の曲・吉田山田の「赤い首輪」吉田さんインタビュー<前編>
この曲は、吉田さんの、犬を飼う実体験に基づいて作られたもの。14才になった愛犬のチワワに対する思いとこの曲について吉田さんに伺いました。
僕が実家で犬を飼い始めたのは、13、4年前なのですが、そのときに「いぬのきもち」でだいぶ勉強しましたよ! 今でも実践しています。そのときに、「犬が床の匂いを嗅いでいると不安の表れ」、という記事が印象に残っていて。それ以来、床の匂いを嗅いでいると、つい構ってしまいます(笑)
――それが、「赤い首輪」の曲の、初めて飼われた犬なのですね。そのころはもうアーチスト活動をされていた?
デビューはしていなかったけど、山田と二人でプロを目指して活動はしていましたね。
僕は子どもの頃から、ずっと犬を飼いたくて。幼い頃、よく友達と一緒にペットショップに行って、何時間も犬を見ていたような子どもでした。通学路も、犬がいる家の前を通って遠回りしていたくらいなので。
あるとき、チワワを飼う友人が多かった母が、たまたまネットでチワワのブリーダーさんのサイトを見て、軽い気持ちで見に行ったようなんです。その場で母は一目惚れしてしまい、「この子だ!」って。それで連れて帰ってきてしまったんです。
だから、ある日突然、僕が仕事から帰ってきたらいた、という感じです。本当に、特に前触れもなく。
――初めておうちにいたチワワのチャーリーくんをみたときは?
とてもよく覚えていますよ! 小さくて、もうなんて表現したらいいのか……ただただ嬉しかったですね。やっと夢がかなったという感じでしたね。このコの幸せのために、としつけもがんばりました。
――「赤い首輪」のMVみたいに、「愛犬と分かりあえた」「気持ちが通じ合えた」という瞬間ってありますか?
自分がとても落ち込んでるときに、なんとなくそばにいてくれるようなときですね。いつもなら2階にいくのに今日はなぜか行かないな、っていう。わーっと寄ってきてペロペロ顔をなめたりということではないのですが、なんとなく寄り添って一緒に寝ていたり。励ましてくれてるのかな、気持ちが通じてるのかな、と思って愛おしくなります。
――今はチャーリーくんも14才、高齢ですが、どんな様子ですか?
耳も遠くなって、最近は僕が来たことに気づかなくて玄関に来ないんです。僕が部屋に入って、僕を見て、そのときびっくり、みたいな。本人も戸惑ってる感じはあります。
3年前にチャーリーが体調を崩して、母に、「いつどうなるかわからないから覚悟しておいて」と言われて。そこから僕もリアルに別れを意識するようになりました。それからは、たまの休みは必ず実家へ会いに行きます。
――「赤い首輪」は吉田さん一人で作ったということですね。山田さんの感想は?
いつもは、自宅で録音して山田に聞いてもらって感想を聞くのですが、涙がでて歌えなくなってしまって。だから、「歌詞だけ送るからみて」っていって。山田はすごくびっくりしていましたね。僕が泣くのをたぶん山田は見たことないから、「よっちゃんもそんなふうに泣いたりするんだね」と。
<後編へ続く>
吉田山田 プロフィール
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