寒い季節に起こりがちなトラブルを総まとめ【冬の病気・ケガ一覧表】

冬の寒さは病気やケガのリスクを高めます！

犬は体が冷えると免疫力が低下したり、血行不良などを起こしやすくなるため、感染症や皮膚病などにかかりやすくなります。冬の寒さで起こりやすくなる病気は……

『膀胱結石（ぼうこうけっせき）』

膀胱内に結石ができて尿が出にくくなる

排尿回数が減る冬は膀胱に結石ができやすくなります。
できた結石が尿路に詰まると尿が出にくくなる、血尿などの症状があらわれることもあります。

膀胱結石になった犬の膀胱内に入っていた結石（１頭分）

とくに気をつけたい犬種はこちら
シェットランド・シープドッグ
シー・ズー
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ミニチュア・ダックスフンド　など

『季節性けん部脱毛症（きせつせいけんぶだつもうしょう）』

冬だけ左右対称に脱毛が見られる病気

くわしい原因はわかっていませんが、日照時間の短い冬に始まる脱毛性の病気です。
わき腹のあたりに左右対称に脱毛が見られます。春になると自然に治癒することもあります。

左右対称に脱毛した季節性けん部脱毛症の犬

とくに気をつけたい犬種はこちら
シー・ズー
ボクサーなど

寒い冬は犬にとって比較的過ごしやすいシーズンですが、だからといって油断するのは禁物！　
冬に起こりやすい病気・ケガを飼い主さんがあらかじめ知っておくことで愛犬がより健やかに過ごせるようになります。

『いぬのきもち』2016年12月号の注目特集『冬の病気・ケガ一覧表』では、ほかにも冬に起こりやすい病気・ケガをたくさん紹介しています。
「本格的な冬が来る前に愛犬に起こりやすい病気やケガを知って予防を心がけたい」とお考えの方は、参考になるアドバイスが得られますよ！