犬と暮らす
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犬の体をかくと後ろ足をバタバタさせるのはなぜ? 獣医師に聞いた
犬が自分でかいているわけではないのに、なぜ後ろ足が動くことがあるのでしょうか。
今回はこの不思議なしぐさについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
犬の体をかくと後ろ足を動かすのはなぜ?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬をなでたりかいたりしたときに犬の後ろ足が動くのは、その部分がかゆいからといえます。
かゆいところを刺激されて余計にかゆくなったため、その部位をかきたいと後ろ足が自動的に動いているのです」
――なでると後ろ足が動く部位は他にもありますか?
獣医師:
「かゆみがあれば、首の後ろ・頭の後ろ・背中などをなでた際にも後ろ足が動くことがあるでしょう。
普段後ろ足でかくところ、かけそうなところ、口が届かないところを触ると、そのような行動が見られる場合があります」
犬が後ろ足をバタバタさせていても、なで続けて大丈夫?
獣医師:
「かゆそうなくらいバタバタと後ろ足を動かしているのであれば、かゆみの症状が悪化するおそれがあるため、やめたほうがよいでしょう。かゆみに関して動物病院で診てもらっていないのであれば、受診してください」
何もしていないのに動かす場合も要注意
獣医師:
「かゆそうにしているのであればかゆいからといえますが、倒れて足をバタバタさせているのであれば痙攣(けいれん)かもしれません。
飼い主さんが触っても触らなくても、足をバタバタさせること自体が異常なので、足がバタバタしていると思ったら、動物病院を受診して異常がないか診てもらってください」
かゆみの症状が心配な際は獣医師に相談してみましょう。
取材・文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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