犬が好き
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「遊びが好きな犬」「遊びに興味を示さない犬」に見られる傾向は? 獣医師が解説
愛犬は遊ぶのが好き?
多くの犬が遊ぶのが好きなようですが、嫌いだというコもなかにはいるようです。
愛犬はどんな遊びが好き?
- 「ボール遊びが好きで、散歩に行くと落ちてるボールをいくつもくわえて持って帰ります」
- 「おやつ探し。かくれんぼ」
- 「ぬいぐるみで自分で遊んだり、家族とスキンシップが大好き」
- 「もってこい遊びやノーズワークなどで遊びたいときは、おもちゃがある場所でとってほしいと無言の圧力。ノーズワークはしまってあるところから引っ張り出して『これやる!』とアピールします」
- 「ゴム製のおもちゃを投げて持ってくるのが好きです。おもちゃを腕や手などに押し付けて来て誘ってきます」
- 「縄でできたボールを持って来て目の前に置いて、『投げて』と言わんばかり。投げると喜んで取りに行って、また持って来る」
- 「愛犬が勝手にはじめたサッカー。愛犬が遊びたい気分で、ボールを持って来たりしたら遊ぶ」
- 「ボールやぬいぐるみを投げろとおねだりしたり、追いかけっこを要求します」
- 「公園の芝生でボール遊びが好きです。芝生のところまで連れて行かれ、笑顔で私の顔を見てくれます」
- 「キャッチボールかおもちゃの紐で引っ張り合いっこが好きです。足もとに来て、前足でカリカリと甘えてきます」
遊ぶのが嫌いなように見えたり、興味がなさそうな犬も
- 「おもちゃを与えたりしても興味がなさそうで遊ばない」
- 「親子ともに全くオモチャに興味がない」
- 「ひっぱりっこをしてもすぐにやめてしまいます。おもちゃにも興味を示さず、ボールが転がっても見送ります」
- 「子犬の時に色々買ったのに、ほとんど遊ぶことなくかごの中に入ったまま」
- 「シニアになり寝ることが大半になった。誘ってものらなくなった。若い時は遊ぶのは大好きでした」
- 「歳をとったせいもあるのか、遊ぶよりもお気に入りの場所を移動しては寝ている方が好きなよう。人や他のわんことの遊び方がわからない」
- 「若い頃はよくおもちゃで遊びましたが 今はおもちゃを見せても知らんぷりです」
【獣医師解説】遊ぶのが好きな犬、遊びに興味がない犬の傾向は?
ここからは「犬と遊び」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
自立心が強くてひとりでいたいタイプの犬は、遊びに興味がない傾向も?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「特定のおもちゃが好きだったり、飼い主さんと一緒に遊ぶことが好きな犬は、『遊びが好きな犬』になるのだと思います。
一方で、遊びが嫌いというか苦手なのか、得意ではないのかわかりませんが、遊びに興味のないコはたしかにいます。
子犬の頃から興味のないコもいれば、成犬になってから興味のなくなるコもいます。経験上、自立心が強くてひとりでいたいタイプや、お散歩の運動で十分というコは、遊びに乗ってこなかったり、遊びに興味がなさそうに見えることが多い気がします」
「シニアになってから興味がなくなるのか、これもまた犬の気持ちを知ることは難しいですが、おそらく疲れやすいなどの体力面や、病気が出てきたりすることで遊ぶ時間が減るのではないかと思います」
遊び嫌いな愛犬とどのように遊べばいい?
「遊びはおもちゃを使うだけではありません。お散歩に遊びを取り入れることもできます。
たとえば…
- いつもと違うコースを歩く
- 駐車場の車止めがあれば飛び越える
- 土手の坂を上り下りする
また、食べることが好きなコであれば…
- 広げた毛布の中にフードを1粒隠して探させる
- 両手のどちらかにおやつを隠し持って当てさせる
「そうですね。ほかにも、飼い主さんと追いかけっこをしたり、体を激しくなでられるだけでも、『遊び』と感じるコもいます。
若いコでもシニアのコでも、愛犬がどのような遊びが好きかを知ることから始めましょう。それでも特に興味がなさそうであれば、今の生活に満足しているということでしょうから、無理に遊ぶ必要はないでしょう」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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