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町を放浪し、保健所に収容されていた柴犬→心を閉ざすも、今の飼い主と出会い笑顔を見せるように
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、保護犬だったとらくんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんに話を聞きました。
町を放浪していたところを捕獲。保健所に収容されていた
当時、最愛の愛犬を亡くした直後で、悲しみに暮れていたという飼い主さんご家族。そんなある日、保健所のホームページを見たときに、とらくんが収容されていることを知ったといいます。

飼い主さんは、とらくんとの出会いをこのように話します。
飼い主さん:
「とらを家族に迎える一番の決め手は、お父さんの一目惚れでした。ホームページを見てとらのことを知ってから保健所に何度も足を運び、とらを家族に迎えることになったんです」
心を閉ざしていたとらくん
飼い主さんご家族のことも警戒していて、定位置はいつも玄関の隅っこ。座ったままの姿勢で寝ていることもあったのだとか。
飼い主さん:
「幸いにも、とらは病院、特に主治医の先生が好きなようで、 毎回しっぽを振って診察室に入ってくれました」

「とらが私たち家族に心を開いてくれるまでに、1、2年はかかりましたが、日々見せてくれる可愛らしい姿や、日々発見する新しい一面に、毎日愛おしさが増していきました」
笑顔を取り戻したとらくん。自己主張もできるように
しかし、飼い主さんご家族の愛情を感じながら生活にも慣れていき、とらくんは少しずつ嬉しい変化を見せてくれたようです。
「今では、私たちが帰宅したときやお散歩に行くとき、 おやつがほしいときなどにしっぽを振ってくれますし、 なでてあげるとニッコリした表情を見せてくれます」
「また、とらはいつものんびりしていますが、毎日のルーティンに忠実な性格で。朝夕夜のお散歩、お留守番の時間、ごはんやおやつの順番、 寝る時間まできっちり決まっているので、その時間が近くになると毎度催促してきます。
大のお散歩好きで、お散歩時間が近くなると鼻を鳴らして人を追いかけ回しますね(笑)」
とらくんと、もっともっと仲良くなれるように

飼い主さん:
「今はもう、とらのいない生活が考えられません。これからも毎日平和に暮らしながら、とらともっともっと仲良くなっていきたいです!」
取材・文/雨宮カイ
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