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生後約4カ月のときに迎えた野犬の子犬→先住ハスキーと暮らすなかで「苦手を克服している」と実感する日々を過ごしていた

いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、バロンくんとの出会いのエピソードや成長の様子について、飼い主さんに2回に分けて(2021年5月/2021年10月に取材)お話を伺いました。
野犬だったバロンくんとの出会い
飼い主さんはバロンくんとの出会いを、このように話します。
飼い主さん:
「バロンとは里親サイトを通じて出会いました。バロンの瞳の色がとても綺麗で、見た瞬間『このコを家族に迎え入れたい』と思ったんです」
迎えたときから、バロンくんは人懐っこかった

一緒に過ごす時間が長くなると、バロンくんは名前を呼ぶとすぐに近寄ってきたり、ご家族が起床したときや帰宅時には飛びかかってペロペロなめて大歓迎してくれたりと、より愛情を示してくれたといいます。
そんなバロンくんの姿に、ご家族はすっかりメロメロに!
飼い主さん:
「一番心配だった噛みグセもほとんどなくてビックリです。預りボランティアさんが、短い間できちんとトレーニングをしてくれたおかげだと思っています。
トライアル開始後は、トイレの場所を覚えるのにとても苦労しましたが、それ以外は特に問題なく過ごしていました。今年の5月でバロンが家に来て約4カ月が経ちますが、今ではトイレもきちんとできています!」
「バロンにはちょっとビビりな一面もあり、夜のお散歩では、車の音やなにか大きな音がすると座り込んでしまうことも。車に乗ることも苦手ですが、徐々に慣れていってくれるといいなと思います」
バロンくんはご家族の愛情をたくさん感じながら、少しずつお家での生活に慣れていっているようです。
先住犬・シエルちゃんとは、本当の姉弟のような関係性
バロンくんはシエルちゃんの行動をよく見ているようで、「オテ」や「おかわり」なども、シエルちゃんのおかげで早く覚えることができたのだとか。
飼い主さん:
「バロンとシエルは、互いによき遊び相手になっています。毎日激しい『わんプロ』をしているので仲が悪いのかなと思ったりもしますが、寄り添って寝ているときもあるし、なめ合いっこをしているときもあるので、いい関係性なのだと思います」
「血は繋がっていなくても、2頭は本当の姉弟のようですね」
バロンくんたちに、いろいろな経験をさせてあげたい
飼い主さん:
「シエルと一緒に、バロンをいろいろなところに連れて行ってあげたいと思います。ドッグランだけでなく、観光地なども一緒に行けたらなと思います。
犬の一生は人よりも短いですが、2頭には少しでも楽しく過ごせるよう、いろいろな経験をさせてあげたいです」
【バロンくんのその後に迫る】前回の取材後、どのような日常を送っているのかを聞いた
飼い主さん:
「バロンがうちのコになって9カ月程が経過しますが、いろいろな面で成長したなと感じます。
まずは、体が大きくなりました。また、以前は可愛い子犬ちゃんの印象が強かったのが、今では耳も立ってかっこよく凛々しくなりました! でも、瞳の色は今も変わらずとても綺麗ですね」
飼い主さん:
「お散歩も、家族に迎えた頃は車の音や些細な物音にビックリしてなかなか歩けませんでしたが、今では車の音にもだいぶ慣れて、シエルよりグイグイ引っ張って歩きます(笑)
苦手な道ではときどき止まったりしますが、だいぶ上手に歩けるようになりました」
「まだまだ怖いものはたくさんあって、ビビりなところも変わっていませんが、少しずつ克服できているなと日々実感しています。
人見知り、犬見知りもありましたが、ドッグランやお散歩でほかのワンちゃんと交流することで、自分から挨拶に行くようになりました」
飼い主さん:
「バロンはワンプロが大好きで、相変わらずよくシエルと戦ってます(笑) お互いにいい遊び相手になっているようですね」
2頭の可愛い姿に癒される
飼い主さん:
「2頭は喧嘩もいっぱいしますが、仲がいいと思います。同じ体勢で寝ている姿などを見ると本当に癒されます。可愛くて可愛くて仕方がないです!
ドッグランに行くと、バロンが体の大きいコたちとはまだ上手く遊べずにガウガウしだすことがあるのですが、その様子を見るとシエルお姉ちゃんが仲裁に入り『やめなさい!』と言わんばかりに止めようとしていて。
そんな風にシエルがお姉ちゃん業をこなしている姿を見られるのも、バロンのおかげです。いい意味でお互いの存在が刺激になっていると思います」
「2頭が1才になるまではコロナ禍であったことや、2頭の避妊・去勢手術があったこと、また家庭のことなどいろいろあって、なかなか思い出作りに出かけられませんでした。
これからは、お休みの日は2頭と一緒にいろいろなところに行けたらなと思います!」
取材・文/雨宮カイ
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