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犬が飼い主さんの顔を見つめるのはどんなとき? 気になる犬の心理を獣医師が解説
【調査】愛犬が飼い主さんの顔を見つめてくることがある?
【体験談】どのようなときに愛犬に見つめられるの?
飼い主さんが何かに集中しているとき
- 「本や新聞を読んだりしているとき」
- 「忙しくしているとき。離れた所でおすわりをして『終わるまでいいコで待ってるよー』という顔で、じっと見つめてくる」
- 「仕事に行く支度をしてるとき」
飼い主さんが食事をしているときや、台所にいるとき
- 「私が何か食べているとき、ずっと見つめてきます」
- 「食事をしているときにジーッと見つめてくる」
- 「いつも。台所で炊事をしてるとき」
- 「台所に立ってるとき、瞬きもせずにガン見」
愛犬が何か要求があるとき
- 「おやつを食べたいときとか、もう眠たいときとか、何かをしたいときに目で訴えてきます!」
- 「散歩の時間になるとじっと見つめてくる」
- 「かまってほしいとき。何かを期待しているとき」
- 「遊んでほしいときや、お腹が空いたとき」
- 「抱っこしてほしいときや、何かしてほしいときに見つめてきます」
- 「ちゃんと留守番してたからオヤツちょうだい!オシッコウンチしたからシーツ替えて!のとき」
イタズラしたとき
- 「イタズラしたときに見つめている」
- 「悪いことをしたとき」
- 「イタズラしたあと」
愛犬が飼い主さんの顔を見つめるシーンはほかにも!
- 「私が見つめてみたら愛犬も見つめる」
- 「人が見つめていたら見つめ返してくる」
- 「ふと気づくと見つめられている。声をかけてもらうのを待っている感じ。2頭飼いだが、どちらかと遊んでいると、もう片方がじーっと見つめてくる」
- 「散歩でウンチを頑張ってるとき」
- 「トイレでおしっこした後に『おしっこしたよ!』と報告に来るとき」
- 「普段から(朝の起床時、散歩時、食事前、遊んでほしいとき、家事の合間でもよく目が合います)。よく見つめてきますが、声のトーンが大きかったり、動作が大きくなっているときは、距離をとって見つめてます」
【獣医師解説】犬が飼い主さんの顔をじっと見つめる心理は?
「犬は見つめることで飼い主さんへの愛情や自分の気持ちを伝えようとしたり、飼い主さんの気持ちを読み取ろうとしていると考えられます。
たとえば、飼い主さんが何かに集中しているときに愛犬が見つめてくるのは、『自分に気づいてほしい』『かまってほしい』という気持ちがあると思われます。
また、飼い主さんが食事をしていたり、食事の準備をしているときには、『いい匂い! もらえるかな』『僕(私)の分もあるのかな』『欲しいな!』という期待を込めた気持ちで見つめているのかもしれませんね。
さらに自分の要求を伝えたいときにも、『気づいてほしい』という気持ちで見つめていると考えられます。
逆に、イタズラをしたときなどには、飼い主さんの反応をうかがうように見つめてくることもあるかと思います」
愛犬が見つめてきたときの飼い主さんの対応は?
「飼い主さんが何かに集中しているときに、愛犬に静かに見つめられているのに気づいたら、優しく見つめ返してあげましょう。
すぐにかまってあげられないときや忙しいときには『気づいてるよ』『あとでね』などと声をかけ、見つめ返してあげると愛犬も安心するでしょう。用事が済んだら優しく声をかけたり、一緒に遊んであげるといいですね。
愛犬が何かを要求している場合でも、手が離せないとき、食事やおやつのタイミングではないときもあるでしょう。そういうときは、すぐに対応することはせず、『待っててね』という気持ちで見つめ返してあげてください。
犬は見つめることで『気持ちが伝わった』と感じると嬉しくなり、飼い主さんへの信頼度もアップします。愛犬が吠えたりせずに静かに待っていられたら、褒めてあげるようにしましょうね」
「イタズラをしてこちらをうかがうように見つめているときには、過度なリアクションをしないようにしましょう。
イタズラをして飼い主さんに反応してもらえたことで、『かまってもらえた』と勘違いしてしまうことがあります。あまり反応せず、毅然とした態度でいるほうがよいでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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