日本はもちろん、近年は海外でも人気の柴(柴犬)。素朴で愛らしい柴の顔は、毎日見ても見飽きませんよね。なぜ、柴の顔はこんなに魅力的なのでしょうか。今回は「柴の顔のヒミツ」についてご紹介します。
柴の顔は八角形!?
まんまるに見える柴の顔ですが、じつは真正面から見ると、輪郭が八角形に見えるのだそう。耳→ほお→あご→ほお→耳のラインをつなぐと、八角形ができるのだとか。
柴の目は“ぎんなん”の形!
柴の目は、丸ではなく“ぎんなん”に似た形をしているといわれています。目頭から直線で上がり、その後曲線を描いている柴の目。近くで見るとぎんなん形に見えますが、遠くから見ると三角形に見えるのだそうです。
マロ眉のような模様は「四つ目」といいます
黒い毛色の柴でよく目立つ、平安貴族の眉毛のような目の上の模様。じつは、このマロ眉模様は「四つ目」と呼ばれているのだそう。愛嬌たっぷりのチャームポイントですが、じつは、「四つ目」には鳥などから目を守るカモフラージュの役目があるという説も。ちなみに黒柴だけでなく、赤や胡麻の毛色の柴にも、よーく見ると「四つ目」があるのがわかります。
メリハリのある耳
柴の耳は三角形かと思いきや、よく見ると内側が直線で外側はゆるやかな曲線を描いているのだそうです。耳のラインにメリハリがあり、奥行き(厚み)もあるので、前から見るとがっちりした印象に。
ピンと立った凛々しい耳は、柴の魅力のひとつですよね!
素朴な「まゆげ」と「ひげ」
素朴な魅力たっぷりの、立派な「まゆげ」と「ひげ」。マズルにはひげが、目元にはまゆげが堂々と生えており、ほうっておいても、ほどよい長さでとどまります。
口元は凛々しく、吻(ふん)はまんまる
柴の口元は、キュッと締まっているのが特徴です。上唇が垂れていないので、凛々しく、精悍な表情に。また、ほかの犬種と比べると、ダラダラとよだれを垂らしにくいといわれています。
吻(ふん=口まわり)は、まんまるな形。キリリと聡明な表情のなかに隠れている丸いフォルムが、柴のかわいさのヒミツかもしれませんね。
魅力を生み出すたくさんのヒミツが詰まった柴の顔。かわいらしさと凛々しさを兼ね備えた柴の魅力に、多くの人が虜になるのも納得ですね!
参考/「いぬのきもち」特別編集『柴犬の飼い主さん3万人の体験から作った!柴犬との暮らしがもっと楽しくなる本』(監修:東京農業大学農学部教授 長島孝行先生)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で「柴」として投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※犬の体格や性格には個体差があります。