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意外と知らない”犬の睡眠のヒミツ”を探る 犬の平均睡眠時間はどれくらい?

人と同じように、犬にとっても睡眠は健康のための重要なメカニズムです。今回は犬の睡眠のメリットや平均的な睡眠時間、睡眠のリズムなど、犬の睡眠の秘密を解説していきます。

犬の睡眠のメリットは?

おやすみ中の虹郎ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
すべての哺乳類は睡眠時に人と同じような脳波パターンを出していることがわかっており、犬も健康のために睡眠が必要であることは間違いないといわれています。犬も眠ることで“副交感神経”が優位になり、心身がリラックス状態に。
そのため睡眠には、日中の活動で使ったエネルギーの回復や、脳のメンテナンス、免疫力の向上などのメリットがあると考えられます。
また眠っているときに、成長ホルモンが分泌されるという特徴もあります。

犬の睡眠時間はどれくらい?

チワワのはなちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
個体差はあるものの、犬は1日に12〜18時間の睡眠が必要です。

年齢によって必要な睡眠時間は変わり、新しい刺激が多く体力も少ない子犬期には、充分な睡眠時間を確保することが大切です。また、年をとると疲労が抜けにくくたまりやすいため、シニア犬は体力を回復させるのに1日のほとんどを寝て過ごすようになります。

人から見ると寝すぎていると思える場合でも、問題がないケースがほとんどです。

犬の睡眠のリズムは?

狆のめごちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
睡眠時の脳波は人と類似していますが、睡眠のリズムはまったく異なり、犬は不規則に細かい睡眠をとり、1日に必要な睡眠時間を確保します。
オーストラリアの研究では、夜に眠るとき16分の比較的に浅い睡眠と5分の覚醒(体が起きている状態)を繰り返しているという報告も。
眠りの周期が短く眠りが浅いのは、野生のころに外敵から身を守る必要があった名残からと考えられています。飼い主さんが動いた少しの物音でも反応して起きるのは、このような睡眠の特徴があるからです。

犬が睡眠をとるタイミングは?

おやすみ中のももちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がいつ寝ているのか、それは飼い主さんの生活リズムによって大きく異なります。
基本的には、飼い主さんが寝ている時間や仕事などで家にいない時間に寝ていることが多いようです。
「休日は自分が家にいる時間が長いので、犬の日中の睡眠が足りないのではないか?」 と心配される方がいますが、疲労がたまり睡眠が必要になれば、犬は飼い主さんの存在に関係なく睡眠をとろうとするので、そこまで気にしなくていいでしょう。
犬の睡眠は人と似ているようで、異なる特徴をもっていることが分かりました。

犬の睡眠のしくみを理解することは、健やかな生活にもつながります。今回ご紹介した内容も参考に、犬の生態に関して理解を深めていきたいですね。
参考/「いぬのきもち」2020年12月号『睡眠の仕組みと快眠のコツを知ると愛犬が長生きに!? 犬の睡眠と健康』監修:増田宏司先生(獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)、滝田雄磨先生(SHIBUYAフレンズ動物病院院長)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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