雨の日は散歩を控えるなど、愛犬は運動不足からストレスをためがちに。反対に雨の日の散歩が苦手なのに、歩かなければならないことがストレスになる場合も。ストレス解消のポイントについて、東京動物医療センター副院長の南直秀先生にお話を伺いました。
解消ポイント(1) レインコートや長靴で散歩
運動不足&ストレス解消対策として、雨でも散歩に行くときは、レインコートや長靴を着用させるのも一案です。ただし、気温によっては熱中症の心配があるので、通気性がよく、湿度のこもらない素材を選びましょう。
レインコートや長靴について、犬によっては着用すること自体がストレスになることもあるので、嫌がるときは無理に着用させないようにしましょう。
解消ポイント(2) 頭を使う室内遊び
散歩に行けない日などは、頭を使う遊びでストレスを発散させましょう。
モッテコイ
おもちゃを投げて、「チョウダイ」などのかけ声で愛犬が取ってこられたら、おもちゃとおやつを交換して満足感を与えましょう。
宝探し
ニオイを頼りに、隠したおやつやおもちゃを探させる遊びも。嗅覚(きゅうかく)を使って集中するため、脳にほどよい疲労感を与えられます。
知育おもちゃ
知育おもちゃの中におやつを入れて、取り出して遊ばせましょう。ごほうびを得るために犬自身に考えさせることができ、頭を使うことでストレス発散になります。
上記3つの方法のほか、指示しつけのトレーニングも有効です。飼い主さんとコミュニケーションをとることも、ストレス発散につながります。
雨のシーズンを上手に乗りきろう
上手に運動不足やストレスを解消しながら、雨のシーズンを元気に乗りきりましょう。
お話を伺った先生/南直秀先生(東京動物医療センター副院長)
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『ジメジメした季節に起こりやすい体調変化に気をつけて 梅雨の不調から愛犬を守ろう!』
文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。