犬が好き
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「もっとしてあげられたことがあった」亡き先住犬への思いが覚悟へ変わった——再び犬と暮らし感じる、かけがえのない幸せ
そんなときに、現在の愛犬・チョコプリンちゃん(柴犬/取材当時1才)と出会ったといいます。
チョコプリンちゃんとの出会い
14才のプリンちゃんの具合が悪くなってきた頃、新型コロナウイルス感染症の影響で、有加さんは家にいる時間が以前よりも長くなっていたそう。日に日に弱っていくプリンちゃんの姿を見ていて、「もっといろいろなところに行けばよかった」「もっと一緒にいる時間を増やせばよかった」と、後悔ばかりしていたといいます。
「プリンを家族に迎えた頃、私は学生生活を送っていたため家にいる時間が少なく、プリンのお世話をほとんど親に任せていました。しっかり向き合えたのは、亡くなる1年前くらいだったと思います。
コロナ禍でおうち時間が増え、ごはんをあげたりお散歩をしたり、今までできなかったことをするうちに、プリンがすごく歳を取っておばあちゃんになったことに気づかされました。
プリンのことをもっと気にかけてあげたらよかったなと、後悔の気持ちでいっぱいでした」
お父さんにすすめられて、子犬を見に行くことに
そんなある日、有加さんはお父さんに「柴犬のブリーダーさんのお宅に子犬を見に行ってみよう」と誘われ、家族で足を運んでみることにしたのです。
最初は「見に行くだけ」という思いだった有加さんでしたが、ブリーダーさんの家でチョコプリンちゃんに会うと、その愛らしさに心を動かされたのだとか。触れ合っているうちに、「家族に迎えたい」と思うようになったといいます。
チョコプリンちゃんを迎え、家の中がより明るくなった
「父は仕事が終わると、『あ〜疲れたー』とため息をついて帰ってくることが多かったのですが、チョコプリンが来てから『チョコちゃんただいまー!』と、元気に帰ってくるようになりました!
家族みんな、毎日チョコプリン中心の生活を送っていますね」
そんなチョコプリンちゃんは、かなりのお転婆さんなようで、子犬時代にはこんな出来事もあったのだとか。
「ソファで横になっていると、チョコプリンはどこからともなく現れてダイブしてきて、私の髪の毛や二の腕を甘噛みしてきました。どうしても髪の毛に興味を示してしまうので、噛まれないように20cmくらい切ったことを覚えています(笑)
でも、いつしか隣で大人しく座っていられるようになり、今では髪の毛にはまったく興味がなくなりました。チョコプリンの成長を感じましたね」
ここまで大きな怪我や病気などもなく、元気に育ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいだと話す有加さん。
最後に、チョコプリンちゃんとの暮らしについて、こう思いを話していました。
「犬と暮らすということは、いろんな面でお金がかかります。『仕事を頑張ろう』というモチベーションにも繋がっていると思います。
ぽかぽか晴れた日には、チョコプリンを抱っこして、庭や公園でただ一緒に座って日向ぼっこをするのが日課になっています。そんな穏やかな時間や空間が大好きで、私にとって一番幸せな時間だと気づきました。
犬との暮らしで、お金では買えない幸せというものも感じていますね」
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