犬が好き
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クロアチアの鉄道で席を譲ってくれたお兄さんを見つめる犬 “大好き”があふれ出る姿が微笑ましい!
たとえば、公共交通機関を例にとっても、その違いが見られます。地域や鉄道会社によって細かな違いやルールはあるものの、ヨーロッパの多くの国では犬との乗車を許可しているところが多いのだとか。
そんなドッグフレンドリーな国であるクロアチアで、飼い主さんご夫婦とももっぷちゃんは、心温まる経験をしたのだそうです。
鉄道で席を探していると…
しばらくして、4人席に男性(写真右側)が1人で座っていたのを見つけ、「相席させてもらえないだろうか」と声をかけたところ、通路の反対側の4人席に座っていた男性(写真左側)が、ご夫婦に声をかけてくれたのだといいます。
「男性がなんと言っていたのか言葉はわかりませんでしたが、『自分がそっちの席に移るから、ここの4人席をどうぞ』というようなジェスチャーで、4人席を譲ってくれたんです。男性たちは同じマークがついたシャツを着ていたので、どうやらお知り合いのようでした」
ももっぷちゃんは、席を譲ってくれたお兄さんが大好きに!
ももっぷちゃんはこの男性のことが大好きになったようで、男性のことをずっと見つめていたのだとか。
「ももっぷは、リラックスするときはいつも床にペタッと伏せるんです。この男性が途中の駅で降りるまで、恐らく20分はずっとあの状態だったかと思います。
いわゆる“ガン見”状態だったので、一瞬申し訳ないなと思ったのですが、男性もももっぷに見つめられて照れながらナデナデしてくれたり、写真を撮って向かいの男性に見せて喜んでいる様子だったので、安心しましたね」
ももっぷちゃんについて、飼い主さんに話を聞いた!
ももっぷちゃんってどんなコ?
「今まで出会ってきた人たちに優しくしてもらったおかげで、人が大好きな性格です。『犬は犬好きな人がわかる』と言われるように、ももっぷも自分のことを好いてくれる人を察知する能力に長けているようです。
よく信号待ちをしている人が、ももっぷを見て『可愛い』と言ってくれると、ももっぷはその人のほうに笑顔で近寄ってはナデナデしてもらい、体を足にスリスリしては喜んでいます。そういう純粋無垢なところが『愛されキャラだな』と、飼い主ながらに思いますね」
「ももっぷはクロアチア語の『可愛い』は理解できませんが、目が合うと“犬好き”かどうかがわかるみたいです。犬好きな人に近寄って行っては、よくなでてもらっています」
「この間は、お散歩をしていると向こうから一眼レフを持ったクロアチアのカメラマンの方がやってきて、ももっぷを見るなり、ジェスチャーで『写真を撮ってあげるよ』と写真を撮ってくれたことがありました。
ももっぷは、カメラマンさんのナデナデ攻撃で大喜びしていて。その3日後くらいに、また同じ方に偶然お会いしたのですが、ももっぷはもちろんその方を覚えていて大はしゃぎ! 体スリスリでは物足りず、顔をペロペロなめて盛大に好き好きアピールをしていました(笑)
ももっぷと犬好きな人の間には言葉はいらないのだと、クロアチアに来て気づきましたね」
クロアチアでの生活は?
「ヨーロッパは犬も一緒に入れるカフェやレストラン、公共交通機関もたくさんある“ドッグフレンドリー”なところだと知って、クロアチアにやって来ました。
クロアチアに限らず、ヨーロッパの国はどの国も同じように、犬を“家族の一員”として行動を共にできる国が多いようです。
そのなかでもクロアチアにしたのは、ビザの関係など人間の事情があるのですが、一緒に行ける場所が多ければ一緒の時間も増え、楽しい体験や美しい景色も共有できる——とにかく、ドッグフレンドリーなヨーロッパで、ももっぷと一緒の時間と経験を共有したいというのが、私の想いのひとつだったんです」
「とにかく、犬に優しく接してくれる人が多いなと感じます。カフェに行けば犬専用のお水を出してくれて、鉄道に乗れば、乗り合わせたほかの乗客の方や車掌さんまで笑顔で見守ってくれます。隣の席に犬連れで座っても嫌な顔をされたことはなく、むしろ喜んでもらえるのは、飼い主としてもとても嬉しいことですね」
「そういった人との交流ひとつひとつもまた、ももっぷの犬生の大切な経験になると思っています。ももっぷが人が大好きなのは、今まで出会ってきた優しいみなさんのおかげです。
これからも犬に優しい人との交流を通して、ももっぷの犬生を充実したものにしてあげたいと思っています」
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