犬が床でお姉さん座りをしたり、段差に腰をおろしたりなどする様子を見かけたことはないでしょうか。その理由をいぬのきもち獣医師相談室の岡本先生が解説します。座り姿勢から、犬のどんな気持ちがわかるのでしょうか? 腰をおろして休憩する犬たちの写真も必見です。
どうして?犬が人のように腰かける理由
犬が床や段差に腰をおろして座るのは、座り方の癖でしょう。段差に腰をおろすのは、座った先に、たまたま段差があっただけの可能性が高いです。
ただし、足を横に崩す座り方をする場合は、股関節や膝に疾患を抱えている場合もあります。病気が原因の可能性もあるので、注意が必要です。
楽なの?人のような座り方
お姉さん座りのような姿勢は犬にとっても楽な姿勢なので、犬がリラックスしているときに見せる座り方です。それに対して前章のように段差に腰をおろす座り方はやや窮屈で、前足に体重がかかるため、段差のない場所で座るより楽な体勢とはいえないでしょう。
どんな性格?お姉さん座りや段差に腰かけやすい犬
床に腰をおろしてお姉さん座りする犬と、しない犬がいるのは個体差です。しかし、段差のある場所に腰をかけて座る犬はおおらかで、あまり細かいことを気にしない性格であることが多いでしょう。
何だかカワイイ♡段差に腰かける犬たち
犬が腰かけるようにする姿は、その犬の個性のようですが、SNSの投稿では人のように座る犬の姿の投稿を見つけることができました。ここからは、Instagramに投稿された犬の写真を見ていきましょう。
まず最初に、石段の段差に腰をおろして休んでいるのは秋田犬の灰二くん。散歩の途中で休憩する姿は、ちょっとおじさんみたい♡
このあとは、「がーんばれ」と応援されて自宅へ戻ったそうです。
頻繁に座っちゃう
クッションに腰をおろしているのは、シー・ズーのちゃっぷちゃん。よく物に腰かけて座っているので、飼い主さんも「なかに人が入っているのでは?」と疑っているそうです(笑)
間違えちゃった
ソファーの肘置きに腰をかけているのは、柴犬の琥珀くん。ドヤ顔で座っているけど、座るところを間違えてますよ~♡
床や段差に腰をおろし、まるで人のようにひと休みする犬たち。その姿を見て犬らしくない姿勢のように感じますが、人と暮らす犬にとってはよくある座り方なのかもしれませんね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
掲載協力/Instagram(
@haiji_0626、
@chap_chap_chappuuu719、
@kohaku.st.0404)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/小崎華
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。