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すべての命を大切にして守っていくことが「チームうーにゃん」の信条
今回は、不遇な状況に置かれた動物をレスキューする「チームうーにゃん」を結成した画家・絵本作家のうささんの活動について紹介します。
人間も動物も命あるものはみんな平等に尊い存在

「私の活動は多岐にわたっているので『一体何をやっている人なの?』とよく言われてしまうのですが(笑)、活動の根っこはみんなつながっているんです。それは、人間も動物も命あるものはみんな平等に尊い存在だということ。人間だけが頂点に立つのではなく、生き物すべての命を大切にして守っていくこと、これが全活動を通して私が目指していることなんです」とうささんは語ります。
運命を変えた東日本大震災でのボランティア体験
当時、うささんは絵本作家として賞も獲得し、国内外で活躍していました。そんな中、テレビの報道で被災された人々が苦しむ様子を見て、いても立ってもいられなくなり、単独でボランティアとして出向くことを決意。
おもに宮城県の沿岸部を回り、支援物資を被災者の方に直接届け、助けを求めている人がいないか確認するため被災地をひたすら歩きました。そして、被災された方ひとりひとりに寄り添い、その話に耳を傾けるうちに、『最愛の家族だった犬や猫を震災で亡くしたけれど、その悲しみをほかの人に話せないのがつらい』という話を聞くようになったそうです。
「これは、地震や津波によって大変な数の人命が失われたなか、『ペットを亡くして悲しい』とはなかなか言い出せない気持ちがあったからだと思います。犬や猫だってかけがえのない家族と同じ。その悲しみを少しでも癒すために何かできないだろうかと考えたんです」
写真/田尻光久
写真提供/チームうーにゃん
取材・文/袴 もな
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