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「保護犬を助ける医療サポートを続けていきたい」なないろ病院を卒業して家族に迎えられた犬たちの今

ここでは、犬と、犬を取り巻く社会がもっと幸せで素敵なものになるように活動している方々をレポートします。

今回は、開業以来多くの保護犬の命を救ってきた東京都の「なないろ動物病院」服部真澄院長の取り組みについて紹介します。

1回目の記事|保護犬たちに手厚い医療を提供し、譲渡まで行う「なないろ動物病院」の取り組み

2回目の記事|“保護犬をつくらない”ための飼い主さんへの啓蒙活動も行う「なないろ動物病院」

「保護犬も飼い主さんがいる犬も、みんな〝なないろの笑顔〞になってもらいたい」

幸せになったなないろ動物病院の卒業犬を紹介。
東京都にお住まいのKさんは、2020年に生後3カ月だった聖ちゃんを迎えました。聖ちゃんは宮古島で保護されてなないろ動物病院に来たそう。
「先住犬の寿との相性が心配でしたが、服部先生が子犬から迎えればうまくいくことが多いとアドバイスしてくださったので、聖を迎えることに。最初は寿がしつけ役になってくれたので、上下関係を保ちつつよい関係になりました」とKさん。
東京都のKさん家族に迎えられた聖ちゃんは現在2才
東京都のKさん家族に迎えられた聖ちゃんは現在2才
聖ちゃんは最初は少しビビリでしたが、今では雪の中で子どもたちと遊ぶのが大好きに
聖ちゃんは最初は少しビビリでしたが、今では雪の中で子どもたちと遊ぶのが大好きに
東京都のYさんに迎えられたのあちゃんは、推定2才のころ、多頭飼育崩壊現場からレスキューされました。片目に病気がありましたが、服部先生が以前勤務した動物病院の専門医の協力を仰ぎ、義眼を入れる手術をしました。家庭での生活は初めてののあちゃんでしたが、ご家族の愛情によって少しずつ慣れていき、今は幸せに暮らしています。
Yさん家ののあちゃん、推定4才。ご家族が散歩をはじめ、社会化の訓練を少しずつ行い、今ではキャンプにも楽しく行けるように
Yさん家ののあちゃん、推定4才。ご家族が散歩をはじめ、社会化の訓練を少しずつ行い、今ではキャンプにも楽しく行けるように
宮古島の元野犬まるちゃん。お散歩ボランティアさんが根気強く散歩に連れていき、人なれの訓練をしたそう
宮古島の元野犬まるちゃん。お散歩ボランティアさんが根気強く散歩に連れていき、人なれの訓練をしたそう
最後に先生は「これからも保護犬を助ける医療サポートを続け、また保護犬をつくらないためにも飼い主さんに寄り添った動物病院でありたいと思います」と語ってくれました。
服部先生とコールくんは強い信頼関係で結ばれています。これからも看板犬として活躍して、力を合わせて保護犬たちの命を救ってほしいとのこと
服部先生とコールくんは強い信頼関係で結ばれています。これからも看板犬として活躍して、力を合わせて保護犬たちの命を救ってほしいとのこと
※保護犬の情報は2022年6月7日現在のものです。

出典/「いぬのきもち」2022年8月号『犬のために何ができるのだろうか』
写真/田尻光久
写真提供/なないろ動物病院
取材・文/袴 もな
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