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散歩中に会うヒロシさんからマロたんへのお年玉!マロたんのまわりには優しさがいっぱい
お散歩中に挨拶したり、わんこの話はするけれども、お互いの名前や素性を知らない人っていませんか。マロたんと歩いていると特に話しかけられることが多いわたしにもいます。今回はそんな人とのうれしいお話。
その人の名前はヒロシ(仮名)
その人は、60代ぐらいの男性。背が高くて筋肉質で格闘技の経験がありそうな、眼光も鋭いので一見近寄り難い人。でも、いつもにこやかで丁寧な言葉で話しかけてくれる柴好きな人。話し方が藤岡弘、さんに似ているので心の中でヒロシさんと呼んでいます。
ヒロシさん、発見。
そのヒロシさんと年が開けて初めて顔を合わせた日のこと。あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。と一通り挨拶をしたところで、頭を撫でてもらっているマロたんにほんの軽い冗談のつもりで「ほら、お年玉もらっておいで笑」と言ってみました。もちろん笑い飛ばされることを前提に。
このポケットに
ヒロシさんは眉間に皺を寄せて「お年玉…?」とつぶやきました。ヤバい、バカなことを言って怒らせてしまったと焦っていると、ヒロシさんは「散歩中にお金は持ち歩かないんだが…。あ、ちょっと待ってくださいね。」と上着のポケットからコインを取り出し、マロたんの洋服のポケットに入れてくれました。
うちの飼い主がすみません
ますます焦って「ほんの冗談です!すみません!」とお返ししようとすると、ハハハ!と笑ったヒロシさんは「僕はね、いつもこのこに何かしてあげたいと思っていたんです。それに、男が一旦人に差し上げたものは受け取れません。男に恥をかかせないでください。じゃあ、また会いましょう!」と歩いて行かれました。
500円の使い道
まじめな人に対し軽口を叩く自分の軽率さを反省したと同時に、マロたんに何かしてあげたいと言う気持ちがありがたかったです。なにより去り際のヒロシさんがかっこ良すぎたので、マロたんのおやつを買わせてもらいました。
マロたんの大好きなやつ
いつもと同じおやつだけど、今日のは特別なおやつ。マロたんはとてもいい顔で食べました。
ありがとう、ヒロシさん
そして、今朝のお散歩でまたヒロシさんにお会いしたので、お礼を伝えてこの写真を見せたところ「僕にはこんな顔見せてくれたことないなぁ」と寂しそうなヒロシさん。「でも、美味しそうに食べてますね。うれしいなぁ。」と、おっしゃってくださったのでわたしもうれしくなりました。
もう一枚「おいしい顔」
マロたんの周りには優しさがいっぱい。今年もいい年になりそうです。
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