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心の広さも、犬それぞれ。【穴澤賢の犬のはなし】

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心の広さも、犬それぞれ。

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心の広さというのは、犬にもある。心が広く、器の大きな犬もいれば、心が狭く、器の小さい奴もいる。たとえばわが家の場合……。

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先日、知人が愛犬連れで遊びに来たときのこと。その犬はイングリッシュ・コッカー・スパニエルの1才半のオスで、まさに今がやんちゃ盛りといったところ。家の中に入るなり、うれしくて大はしゃぎする。まだまだ「おこちゃま」という感じで、攻撃性はまったくない。大福コンビも最初は吠えて警戒するが、相手に敵意がないとわかると、ほどよい距離を保ちつつ「なんか騒がしいのが来たな」という顔をしていた。

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やんちゃ坊主は、新しい場所が気になって探索しては、それが済むと飼い主と遊びたくてしょうがないといった様子(大福たちにちょっかいを出そうとはしない)。そんな犬を大吉は受け入れたようだった。自分のテリトリーで初対面の犬が走ろうが、ごろごろ転がって遊ぼうが気にならないようで、ただ傍観している。いつも思うが、大吉はなんて懐が深く、心優しい奴なんだろう。

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対して、終始面白くなさそうな顔をしていたのは福助だ。絡んでこないのはいいとしても、よその犬が自分たちの家で好き勝手に振る舞っているのが気に食わないらしい。不服そうな顔で、犬の行動を逐一チェックしている。そしてやんちゃ坊主が大福たちのおもちゃを咥えたときだった。「ギャン!」と甲高い声で吠えた。見知らぬガキんちょが、自分のおもちゃで遊ぶのはがまんならなかったらしい。

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やんちゃ坊主は、その声に一瞬怯むが、なんせやんちゃ盛りなので、またすぐに遊び始める。そうすると、福助は「こらお前! オレのおもちゃに勝手に触んなって言ってるだろ!」とばかりにまた吠える。そんな感じで、やんちゃ坊主が犬用ベッドの上に乗ると「ギャン!」、私がちょっとその犬と遊ぶと「ギャン!」、そして、ときどき自ら近寄って行くと「オレの方が強いんだぞ!」とばかりに威嚇する福助。やんちゃ坊主のほうが、体格がひと回り小さく、わざわざ自分の優位さなんて示さなくてもいいだろうに。

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それからランチを食べに外へ出たのだが、福助はやんちゃ坊主のやることなすことすべてが気に食わないようで、帰るまでその態度は変わらなかった。あぁ、なんて小せぇ男なんだろう。同じ環境で育ったはずなのに、どうしてこうも心の広さに違いが出るのだろうか。もしかしたら、福助も弟的な存在ができたら、変わるのだろうか。うーん、そんな気はまったくしないんだけど。

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