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福ちゃんの実態【穴澤賢の犬のはなし】

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福ちゃんの実態

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末っコのやんちゃ坊主で、悪さばかりしているイメージがあるかもしれない福助だが、実は意外にも……。

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幼いころの福助には、本当に手を焼いた。特に人間恐怖症を克服してからの破壊王時代には、本棚から本を引っ張りだして粉砕するわ、クッションは片っ端から食いちぎるわ、ソファまで破壊されて、あげくの果てには賃貸マンションの壁紙まで引き裂いてくれた。家に帰る度に「今日は何をされているんだろう」とドキドキしたものだ。

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そんな悪行の数々はこの連載でもさんざん書いてきたが、中型犬のくせに、幼い頃の富士丸をも上回る悪魔っぷりだった。しかし予想どおり、どんな犬でも必ず落ち着く時期がやってくる。福助の場合、1才を過ぎたころから自然に破壊活動が治まってきて、今では留守にしても何の不安もない。ごくたまに、テーブルの上に置きっぱなしにしてあったコースターをくわえた形跡を見かけるが、テーブルから落ちているくらいで食いちぎられたりはしていない。

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「遊ぼうぜー」と誘うと、すぐに戦いを挑んでくるが、甘噛みもちゃんとできるし、ドッグランなどでは呼び戻しもできる。それに、顔や手を舐めてきたりといった愛情表現も豊かだ。そして散歩のときは、つねに人の少し後ろを歩く。これはいつも大吉が前にいるから自然にそういう癖がついただけかもしれないが、犬が人と歩くときの理想的な位置にいると思う。

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その点、大吉は人の前を歩きたがるし、花火やバイク、工事現場など、大きな音がすると一刻も早くそこから遠ざかりたいとばかりにぐいぐい引っ張る。それは何度言っても治らない。そういうときも、福助は動じずゆっくりと後ろを付いてくる。散歩中についていえば、大吉よりも福助の方が「いいコ」だったりするのだ。

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以前書いた「DogBrick」では、記事公開後も福助は学習し、舌でぺろぺろ舐めて蓋を開けるという若干ブサイクな方法ではあるが、大吉とほぼ互角の勝負をするようになっている(大吉は前足を器用に使って開ける)。そうしたことを諸々考えると、まだ2才半にしては福助はかなり「おりこう」な方ではないだろうか、と最近思うようになった。ただ彼の場合、顔つきで損をしているんだろうな、きっと。

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