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「マロたんと一緒に桜を見られる喜び」マロたんと過ごす13回目の季節

今年も桜が咲きました。マロたんと一緒に見る桜は今年で13回目。初めて一緒に見たのは、マロたんが生後3ヶ月になる直前。お散歩デビュー前だったので、抱っこして見たんだっけ。桜とマロたんの思い出もたくさんある春が大好き!だったのですが。

今年も桜が咲きました

一昨年の3月、父が亡くなりました。どこまでも続く青空と満開の桜。そして、位牌を抱く自分(喪主)。「わたしのこれからの人生、桜を見るとこの日を思い出すのだろう」と思いました。桜の思い出が悲しいものになったのがつらかった。

マロたんとお花見散歩

なので、昨年の春、桜を見るのが怖かったのです。マロたんのお散歩コースは地元では有名な桜並木。お散歩コースを変えようとさえ思っていました。ですが、桜の開花のニュースの頃、わたしは体調を崩しました。かかりつけに行っても原因わからず。

昨年はこんな余裕ありませんでした

その後、物が二重に見えたり(複視)瞼が開かなくなったり(眼瞼下垂)、顔がしびれたり、症状がどんどんひどくなって検査をした結果、体調不良の原因は脳幹出血とわかりました。複視って二重に見えるだけではなく、わたしの場合は左右の目で色が違って見えたのでとにかく両目で物を見るだけで大変でした。桜、どうでもいい…。

病気も笑える思い出にしたい

当時のわたしの左右の目で見た色の違いを再現するとこんな感じ。入院中でマロたんには会えないし、桜のことを考える余裕はありませんでした。主治医には「複視でうちの宇宙一可愛いわんこが2頭に見えてお得」と軽口を叩いて「…?お得かな?」と笑われたりしていたけれど。

ただただ、楽しく美しい世界

ですが、そんな症状も徐々に回復。幸い手足の麻痺など他の後遺症もなく、色鮮やかな視界を取り戻したわたしは、今年の桜の開花を楽しみにしていました。マロたんと一緒に桜を見られる喜び。心晴れやか、マロたんの笑顔も晴れやか、空も晴れ晴れ。

飼い主も花より団子派

マロたんも自分も元気で春を迎えられたことの喜びのほうが父を見送った日の悲しみよりずっと大きいです。マロたんは花より団子なので、モデルのギャラをくださいとちょいちょいと手が出ちゃうのもご愛嬌。何しても可愛いなマロたんは。
春が好き、桜が好きと言える自分に戻りました。先のことを考え過ぎたり、過去を思い出して悲しくなるのはやめました。今、マロたんとの時間を楽しんで、楽しい記憶だけ残しておこうと思います。生きてるって素晴らしい。
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