先住犬に一方的にワンプロをしかけていたやんちゃな子犬、1年後には…→お互いを理解し合う関係性にほっこり！

微笑ましい関係を築いている様子にほっこり！

紹介するのは、Instagramユーザー@yamato_to_koumeさんの愛犬たち。こちらは、小梅ちゃん（撮影時、生後2カ月／柴犬）を家族に迎えて2週間ほどが経った頃に撮った一枚です。

小梅ちゃんと先住犬・やまとくん（撮影時1才5カ月／柴犬）は一緒に暮らし始めたばかりだったため、飼い主さんは2頭を少しずつ接触させていたそう。

当時の小梅ちゃんは子犬ということもあって力加減がわからず、やまとくんにちょっかいを出してヒヤヒヤすることが多かった時期だったそうですが、この瞬間の2頭は穏やかに寄り添っていました。

飼い主さんは、「その様子があまりにも嬉しくて写真を撮った」と、当時を振り返ります。

1年後には

あれから1年の月日が経過し、小梅ちゃんは成犬に。体もすっかりと大きくなり、やまとくんの隣で可愛らしい笑顔を見せている様子が印象的です。

この写真を見るだけでも、2頭が良い関係を築いて過ごしていることが伝わってきますね！

小梅ちゃんの成長について、飼い主さんに聞いた

やまとくんの上に乗る小梅ちゃん — 小梅ちゃんをお迎えして2週間頃の様子。小梅ちゃんは一方的にワンプロをしかけていたけれど、やまとくんはやり返したりせずにおとなの対応をしていたそう。「器が大きくて、やまとのおとなの余裕を感じました！」と飼い主さん。

小梅ちゃんとやまとくんが一緒に暮らし始めて1年が経過しましたが、2頭はどのような関係を築いていったのでしょうか。

飼い主さん：
「子犬の頃の小梅はとんでもなくやんちゃで、手加減をしているやまとにもおかまいなし。力加減がわからなかったり、しつこく絡んだりしてやまとが激怒…なんてこともあり、『恐ろしく勝気で凶暴なレディになるんじゃ…』と心配でしたが、いまはやまとを尻に敷いてうまくやっています（笑）

小梅はオモチャやガムなどを譲ることも覚えて、やまとと激しいケンカをすることもなく仲良く過ごしていますね」

小梅ちゃんは、やまとくんと遊ぶなかで甘噛みの力加減を覚えたり、「これ以上しつこいと怒られる」のラインを見極められるようになったそう。やまとくんも、小梅ちゃんに絡まれてもうまくスルーするスキルを身につけた様子なのだとか。

最近は“痴話喧嘩”ぐらいの可愛い小競り合いしかしなくなったという、小梅ちゃんとやまとくん。2頭は一緒に過ごすなかで、お互いのことを理解し合っていったようですね。

性格の違いが可愛らしい

子犬の頃から静かでおとなしく、感情の起伏が緩やかだというやまとくん。家族が帰宅すると、小梅ちゃんはしっぽをブンブン振って飛びついてくるそうですが、やまとくんはゆっくりと立ち上がり、ヒコーキ耳をしながらゆっくりと近づいてくるのだそう。

また、やまとくんは抱っこも苦手で、隣で寝たり膝に乗ったりなどしないクールなコだそうですが、なんだかんだ家族のそばに来てくれるとのこと。

「家族が集まってきたら足元に来て寝そべったり、私たちが寝室に行くとドアの前で寝そべったり——そんなやまとが愛おしいです」と飼い主さんは話します。

一方の小梅ちゃんは、「嬉しいときは嬉しい！！」を顔と体全体で表現してくれるコ。「とにかく明るくてすごく単純で、末っ子感満載の可愛いコ」だといいます。

飼い主さん：
「やまとは自己主張しないタイプで、おやつが欲しいときはじーっと座って待ち、気づいてもらえなかったら諦めて立ち去る…という感じなんです。

でも、小梅は要求があるときは鼻でツンツン突いてきたり、小さくカチカチかじってきたり、はっきりアピールするのが新鮮でした。ときには要求吠えが大きくて、びっくりすることもありますけどね（笑）」

この1年を振り返り思うことは

小梅ちゃんとやまとくんと一緒に、充実した日々を過ごしている飼い主さん。この1年間を振り返るとあっという間の日々で、「やまとも小梅もついこの間、我が家へ来たように思う」といいます。

2頭の生活に慣れるまではピリッとする場面も多く悩むこともあったそうですが、毎日幸せをもたらしてくれる2頭に感謝の気持ちでいっぱいだそうです。

飼い主さん：
「それぞれがくれる幸せ、ふたりがくれる幸せがたくさんあって、やまとと小梅と一緒に暮らせることを本当に幸せに思います。やまとと小梅が“老夫婦”になるまで、元気で仲良く暮らしてくれるのが一番の願いです！」

写真提供・取材協力／@yamato_to_koumeさん／Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ