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ジメジメ環境は、犬も不調に!? 梅雨どきに注意したい「持病の悪化」

微笑む柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
梅雨のジメジメした環境で体調を崩す人がいますが、じつは犬の体にも悪影響を与えるのを知っていますか?

今回は、梅雨の時季に起こりがちな「犬の持病の悪化」について解説します。

湿度が高いときに気をつけたい持病の悪化

見つめるパピヨン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
高温多湿になる梅雨どきは、体温調節のためにパンティング(ハァハァと呼吸する)をしなければならないような環境になりやすいため、心臓や呼吸器疾患のある犬の負担になります。

また、湿度が高いと関節の痛みが強く出ることも。てんかんが持病の犬は、気圧の変化やストレスが発作の原因になることもあるので、注意が必要です。

持病が悪化しやすい原因

梅雨の時季に持病が悪化しやすい原因は、おもに以下のことが関係しているとされています。

□気温と湿度の上昇
□気圧の変化
□ストレスがかかる
□冷やしすぎ


など。
ここからは、梅雨の時季にとくに悪化しやすい4つの病気について見ていきましょう。対策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

①関節痛

見つめるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「股関節形成不全」「椎間板ヘルニア」といった持病のほか、シニアになって慢性的な関節痛がある犬は、湿度や気圧の影響で痛みが出やすいといわれています。

雨の日に散歩に行くときは、滑って痛みを悪化させることもあるので注意したいですね。

関節痛が持病の犬への梅雨どきの対策

□雨の日の散歩は控える
□部屋を冷やしすぎない など


②軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)

見つめるフレンチ・ブルドッグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
のどの上部にある「軟口蓋」が通常より長いために、呼吸が妨げられる病気で、短頭種に多く見られます。

パンティングをすると軟口蓋が腫れて気道がふさがれ、呼吸困難に。温度・湿度管理で症状を悪化させないように対策をしましょう。

軟口蓋過長症が持病の犬への梅雨どきの対策

□温度、湿度を最適に
□興奮させない など


③心臓疾患

見つめる日本スピッツ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「僧帽弁閉鎖不全症」などの心疾患を患っているシニア犬にとっては、パンティングをするだけでも心拍数が上がり、心臓に負担がかかります。

そのため、体温の上昇や興奮するような運動は控え、温度・湿度管理も徹底しましょう。

心臓疾患が持病の犬への梅雨どきの対策

□温度、湿度を最適に
□興奮させない など


④てんかん

見つめるカニーンヘン・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
脳の神経疾患である「てんかん」。気圧の変化や不快な湿度によるストレスが原因となり、けいれん発作などが出やすくなります。

発作が長時間続くと、全身の状態を悪化させることも。速やかに必要な治療を受けましょう。

てんかんが持病の犬の梅雨どきの対策

□ストレスをかけない
□興奮させない など


散歩するポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
温度や湿度の調整などは、飼い主さんでなければできないことです。愛犬が不調になってしまわないよう、細かいことにも配慮して、持病の悪化を防いであげたいですね。

参考/「いぬのきもち」2018年6月号『ジメジメした季節に起こりやすい体調変化に気をつけて 梅雨の不調から愛犬を守ろう!』
(監修: 東京動物医療センター副院長 南直秀先生)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami
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