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柴犬あるある、何か言いたいことがあるとき飼い主の肩をたたくとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.240

今週の「柴犬のここが好き」

何か言いたいことがあるとき、肩をたたくとこ。

あの、それ、おいしいやつじゃないですか?
隠れて食べてませんか?

これを「ちょいちょいの手」と呼びます。(諸説あり)
目測を誤って、爪の先しか当たらないことも多いですよね。
逆に力が強すぎて、"どすんっ"と、まあまあな衝撃を肩に食らうこともあります。

加減てものを知らないのか!と言いたくなるくらい執拗にちょいちょいを繰り返すこともあります。

ちょいちょい「やめてね」
ちょいちょいちょいちょい「わかったからやめてね」
ちょいちょいちょいちょいちょいちょいちょいちょい「…やめなさい!」

だんだんヒートアップしてきて、もう肩を彫られているんじゃないかと思うことも。

控えめに、こちらが忘れた頃に"ちょい"とされると、いじらしくてついつい何かあげたくなるもの。
これは本当に駆け引きです。

柴犬の皆さん。
押してダメなら引く、引いてしばらく様子を見て、次はちょっと控えめに押す。
そういう技を習得してください。
自分のお家のご主人さんがどんな性格か見極めて、ちょいちょいのカスタマイズをすることをお勧めします。

今週のおまけ

こよみさんの"ちょいちょい"写真がなかったので少し懐かしい写真を。
先代犬のハナ(手前)とソラ(奥)です。
※ソラはハナの息子です。ハナは7kgくらいの小柄な子で、ソラは11kgくらいでした。

ハナの"ちょいちょい"はなかなかのものでした。
高速で繰り出されるちょいちょいは速さだけではなく力強さもあり、ハナの小さな指に生えている小さな爪がグサグサ刺さり、腕にはいつもハナの爪痕がありました。

そして決して目的を達成するまで諦めないのがハナです。
"高速ちょいちょい"に"うるうる上目遣い"を織り交ぜ、必ず食べたいと思った獲物はゲットしていました。

それに対してソラは本当に控えめな性格だったので、ハナがもらうときに
「ほなソラくんもな」ともらうのを待っているようなところがありました。

ちょいちょいできない時でもハナは情熱的でした。
父が食事していると自然と集まるハナとソラ。
お酌でもしてくれるのかと思うように父の周りを囲んでいました。
あんまり当たり前に椅子に座っていたので、父が食べる時に私と母の椅子を遠ざけたところがこの写真です。

椅子がないなら机にしがみつけばいいのです。
ソラにはなんてことない高さですが、ハナにはギリギリの高さです。
その小さな手でどうやって机の淵を掴んでいるのか。
しかしギリギリとはいえ、ちょうど見える高さなんですよね。

ハナの目はしっかり父が食べているものをとらえています。
ソラはおとなしい性格なので、もう鼻がつきそうな距離にいても勝手に食べたりすることはありません。
こんな時だって先にハナがもらうのです。

お行儀が悪い写真ですが、私はこの一枚がすごく好きなんです。

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

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