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「好きにして」の気持ちがあらわれてる? 自宅シャンプーでのブロー中に寝てしまう犬の心理|獣医師解説
自宅で飼い主さんにシャンプーしてもらって、完全にリラックス状態に見えるこてつくん。撮影時はどのような様子だったのでしょうか。
「シニアになり、シャンプーの際に負担がかかると後脚の震えが出るようになったので、拘束時間等の負担を減らすために最近はサロンではなく家でシャンプーをしていました。
家なら疲れたら途中で休むこともできるので、今のこてつに合っていると思います。このときもブロー途中に疲れたのかベッドに行きゴロゴロし始めたので、少し休ませてからまたブローを再開。すると、『好きにして』という感じで寝ていました」
「『心地いいからこのまま一緒に寝ませんか?』という行動だと思いました。寝る前はゴロンゴロンしながら私を見ていたので。くっつかないと寝ないコなので、甘えていたと思います」
まったりモードのこてつくんに、飼い主さんもほっこり!
若い頃のこてつくんはブロー中でも動きたそうな様子を見せていたそうですが、年を重ねた今は「ゆっくりしたい」というこてつくんの気持ちを感じるようになったのだとか。
湯船に浸かっているときもすっかりリラックスしており、まったりモードになるこてつくんの姿を見ることが増えたそうです。
【獣医師解説】シャンプー後のブロー中に寝てしまう犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。
「こてつくんは、安心のできる家で信頼している飼い主さんにシャンプーをしてもらえたことで、とても安心しているのだと思います。
サロンだと少し疲れてしまうようなことでも、家だと『楽しいコミュニケーションのひとつ』と捉えているのかもしれないですね」
シニア犬のシャンプーをする際のコツや、負担を減らすポイントは
「シニア犬をシャンプーする際、こてつくんの飼い主さんのように『作業の時間を減らす』というのはとても重要な視点だと思います。シャンプーでの拘束時間を減らしたり、疲れた様子が見られたら休みながらブローをしたりと、とても良い工夫ですね。
サロンでシャンプーをお願いする場合ですと、カットとシャンプーを2回に分けて行うようにオーダーするのもよいでしょう。それでも長いようであれば、『今回は足』『今回は頭』といったように、サッと洗ってもらうようにオーダーするのもおすすめです。
愛犬の様子を見ながら、サロンのスタッフと相談するとよいでしょう」
写真提供・取材協力/@mochi_inarinさん/X(旧Twitter)
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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