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「好きにして」の気持ちがあらわれてる? 自宅シャンプーでのブロー中に寝てしまう犬の心理|獣医師解説

あまりにも気持ちよくて、夢の中へ…。
寝てしまうこてつくん
「乾かしてる最中に寝た」
@mochi_inarin
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@mochi_inarinさんのこちらの投稿。「乾かしている最中に寝た」と投稿された写真には、シャンプー後の愛犬・こてつくん(取材時12才)が写っていました。

自宅で飼い主さんにシャンプーしてもらって、完全にリラックス状態に見えるこてつくん。撮影時はどのような様子だったのでしょうか。
飼い主さん:
「シニアになり、シャンプーの際に負担がかかると後脚の震えが出るようになったので、拘束時間等の負担を減らすために最近はサロンではなく家でシャンプーをしていました。

家なら疲れたら途中で休むこともできるので、今のこてつに合っていると思います。このときもブロー途中に疲れたのかベッドに行きゴロゴロし始めたので、少し休ませてからまたブローを再開。すると、『好きにして』という感じで寝ていました」
寝てしまうこてつくん
「お腹側の毛が少なく皮膚が弱いところはパピー用の超柔らかいブラシでブラッシングしています。お犬様は相変わらず寝てます」
@mochi_inarin
また、乾かしている最中に寝てしまったこてつくんの姿から、飼い主さんはこんな気持ちも感じたといいます。
飼い主さん:
『心地いいからこのまま一緒に寝ませんか?』という行動だと思いました。寝る前はゴロンゴロンしながら私を見ていたので。くっつかないと寝ないコなので、甘えていたと思います」

まったりモードのこてつくんに、飼い主さんもほっこり!

ブラッシング中のこてつくん
ブラッシング中のこてつくん
@mochi_inarin
乾かし始めると寝てしまったこてつくんを見て、「くつろいで安心していると思い、私もほっこりしました」と話す飼い主さん。

若い頃のこてつくんはブロー中でも動きたそうな様子を見せていたそうですが、年を重ねた今は「ゆっくりしたい」というこてつくんの気持ちを感じるようになったのだとか。

湯船に浸かっているときもすっかりリラックスしており、まったりモードになるこてつくんの姿を見ることが増えたそうです。
おうちシャンプーは、こてつくんにとっても飼い主さんにとっても大切なスキンシップの時間となっているようですね!

【獣医師解説】シャンプー後のブロー中に寝てしまう犬の心理

寝てしまうこてつくん
@mochi_inarin
「家でのシャンプー後のブロー中」に寝てしまったこてつくんのエピソードを紹介しましたが、こてつくんの様子からはどのようなことが読み取れるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。
原先生:
「こてつくんは、安心のできる家で信頼している飼い主さんにシャンプーをしてもらえたことで、とても安心しているのだと思います。

サロンだと少し疲れてしまうようなことでも、家だと『楽しいコミュニケーションのひとつ』と捉えているのかもしれないですね」

シニア犬のシャンプーをする際のコツや、負担を減らすポイントは

原先生:
「シニア犬をシャンプーする際、こてつくんの飼い主さんのように『作業の時間を減らす』というのはとても重要な視点だと思います。シャンプーでの拘束時間を減らしたり、疲れた様子が見られたら休みながらブローをしたりと、とても良い工夫ですね。

サロンでシャンプーをお願いする場合ですと、カットとシャンプーを2回に分けて行うようにオーダーするのもよいでしょう。それでも長いようであれば、『今回は足』『今回は頭』といったように、サッと洗ってもらうようにオーダーするのもおすすめです。

愛犬の様子を見ながら、サロンのスタッフと相談するとよいでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生)
写真提供・取材協力/@mochi_inarinさん/X(旧Twitter)
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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