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「よかれと思って」が逆にストレスに! 犬にとってじつはNGな飼い方

犬も人と同様に、日々さまざまなことにストレスを感じています。たとえば、飼い主さんがよかれと思ってやっているお世話の仕方が、じつは犬にストレスを与えている場合もあります。今回は、犬にストレスを与えてしまうNGな飼い方について解説します。

毎日のお世話を時間どおりに行う

ベッドに寝転がる犬
YURY NIKALAYEU/gettyimages
毎日決まった時間にゴハンや散歩をしていませんか? 毎日のお世話を時間どおりキッチリ行っていると、飼い主さんの急な病気などで時間どおりにできなかったときに、大きなストレスになります。また、時間になると犬がおねだり吠えするなど、困りごとにつながるケースもあります。

お世話の時間はあえてランダムにして、犬に先読みさせないことが大切です。たとえば、ゴハンを6時に与えたら、翌日は8時に与えるなど、愛犬がイイコにしているときにランダムに行って。そうすることで、先読みを予防でき、ストレスも感じにくくなります。

お手入れを一気に全部すませる

マットの上で休むパグ犬
fongleon356/gettyimages
愛犬がお手入れを嫌がるからと、一度に全部すませている飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかし、犬にとっては嫌な時間が長引くだけなので、強いストレスを感じてしまいます。さらにお手入れが嫌いになってしまうなど、悪循環に陥る可能性も。

お手入れが苦手な犬なら、1日に行うのは1種類までにしましょう。まずはきれいにすることよりも、道具になれさせる練習から始めると、より嫌がりにくくなります。

ゴハンの前にマッテをしっかり行う

床に伏せながら見つめてくる犬
Chihiro Oda/gettyimages
しつけの練習のためにと、ゴハン前にマッテをしっかり行っていませんか? ほしいものを前に長く待たせることは、犬にとってストレスになります。また、早食いにつながるなどのデメリットもあり、しつけの練習としては不適切です。

ゴハンは、愛犬がオスワリをしてイイコにしていたら、アイコンタクトをして「オッケー」の声かけで与えてOKです。

留守番中は家じゅうで自由にさせる

部屋の中を歩くマルチーズ
standret/gettyimages
愛犬を留守番させるとき、「かわいそうだから、せめて広い場所で」と、家じゅうを自由に動き回れるようにしていませんか?

警戒心が強い犬は留守番中に異変がないか、歩き回ってパトロールしていることが多いです。そのため、家じゅうで自由にさせていると、警戒する範囲が広すぎて、ストレスを感じることがあります。

愛犬を留守番させるときは、クレートとトイレと水入れを置いた、ある程度動き回れる広さのある、愛犬専用のスペースを用意しましょう。落ち着いて過ごせるので、留守番も楽しい時間のひとつになります。

ハウスを目立つ場所に置く

犬用ベッドに座る犬
Petra Richli/gettyimages
「愛犬の異変にすぐ気づけるように」「いつでも愛犬の様子を見られるように」と思って、目立つ場所にハウスを置いていませんか?

出入り口の近くなど人通りの多い場所や、ひと目がありすぎる場所は、犬が落ち着いて過ごせずストレスになることがあります。ハウスを置くなら、部屋の隅など、人があまり通らない場所がよいでしょう。
飼い主さんがよかれと思ってやっていた行動が、じつは愛犬のストレスになっているケースは意外と多いもの。愛犬のストレスを防ぐためにも、今回ご紹介した内容を参考に、ふだんの生活を見直してみてくださいね。
お話を伺った先生/戸田美由紀先生(日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター)、石田陽子先生(獣医師 ぬのかわ犬猫病院中田分院副院長)
参考/「いぬのきもち」2018年10月号『飼い主さんがよからと思っていたことが、じつは愛犬を苦しませていた!? 意外なストレス30』
文/宮下早希
※犬によってストレスの感じ方は異なります。この特集内でご紹介しているストレスは、あくまでも一例です。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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