飼い主を見つめ、ヒコーキ耳で“なでられ待ち”をする健気な元保護犬　「朝の日課」が幸せいっぱいだった！

こんな素敵な朝の日課があったら、毎朝幸せな気持ちになりそう！

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@ktjn_fqfeさんが「朝の日課」と投稿していた、こちらの写真。飼い主さんに頭をなでてもらっている愛犬・コタロウくん（撮影時9才）が写っています。

耳をペタンと横にした「ヒコーキ耳」の状態で、じーっと見つめてくる健気な様子がたまらなく可愛いですね！

「朝の日課」のエピソードにほっこり

あご乗せするコタロウくん — 別の日のコタロウくん。夜に「可愛いあご乗せ」をして甘えていたときの様子。

飼い主さんに話を聞くと、微笑ましい朝の日課は6年ほど前から始まったのだそう。コタロウくんはよく寝るコだそうですが、「早く起きて偉いでしょ！」と言わんばかりに、飼い主さんを見つめて“なでられ待ち”をするようになったのだとか。

「見たら即ナデナデです」と話す飼い主さん。コタロウくんの行動を見て、こんなことを感じていると話します。

飼い主さん：
「『可愛い！　愛おしい！　いつまでも赤ちゃんだな〜』と。『睡眠欲よりも母が勝った！』という気持ちも少しありました。

なでられたあとは二度寝をしに行きましたが（笑）、コタロウのこの行動すべてに『お母さん大好き！』が込められていると思います」

元野犬だったコタロウくん　9年一緒に過ごす中で、飼い主さんが今感じていることとは

山で保護された直後のコタロウくんの様子。当時、生後推定2カ月ほど。兄弟犬たちは人に寄っていくのに、コタロウくんだけケージの角にピッタリとくっついていたそう。

以前にいぬのきもちWEB MAGAZINEでも紹介していますが、コタロウくんは元野犬で保護施設にいたコでした。ビビりな性格のためなかなか飼い主となってくれる人が決まらず、ボランティアさんのお宅を転々としていた時期もあったのだとか。

そんなコタロウくんの状況を知った飼い主さんは、「このコに早く生涯のおうちを作ってあげたい！」と思いお迎えを決意。生後半年ほどのコタロウくんと家族になったといいます。

それから9年の月日が流れました。コタロウくんと過ごす日々について、飼い主さんは次のように話しています。

飼い主さん：
「コタロウを我が家に迎えてから2年後に家を建て替えることになり、『仮住まい→新居』と2回も引っ越をしました。

ビビリっ子なので、今の家に落ち着くまでは母のそばにピッタリとくっつき、常に離れなかったコタロウですが、新居に慣れたころにやっとここが『自分の居場所だ！』と理解したようで。『この部屋ではここがボクのくつろぐ場所！』と言わんばかりに、どこでも安心して過ごしています。

だら～んとくつろいでいる姿を見ると、ニヤニヤしてしまいますね」

子犬時代は大変な経験もしたけれど、飼い主さん家族の家という“ずっとのおうち”を手に入れたコタロウくん。飼い主さんは「これからも安心できる場所、安全な場所、大好きな人がいる場所であり続けたいです」と、思いを語っていました。

寝そべりながら目をキョロキョロ、耳をピコピコと動かしているのは、X（旧Twitter）ユーザー@ktjn_fqfeさんの愛犬・コタロウくん（撮影時8才）。なにかを気にしている様子に見えますが、一体どうしたのでしょうか。飼い主さんに話を聞くと、コタロウくんがワクワク、ソワソワしていたのには理由が！　また、保護犬だったコタロウくんとの出会いなどについて、話を聞きました。

写真提供・取材協力／@ktjn_fqfeさん／X（旧Twitter）
取材・文／雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年4月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。