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嬉しいと耳が倒れて“アザラシ”化してしまうポメラニアン!?  犬の「耳」の感情表現を獣医師が解説

飼い主さんを見上げる犬!?
飼い主さんを見上げるもちこちゃん
飼い主さんを見上げるもちこちゃん
@momochimomoko
写真は、X(旧Twitter)ユーザー@momochimomokoさんの愛犬・ポメラニアンのもちこちゃん(取材当時8才)が飼い主さんを見上げているところです。朝になって起きた飼い主さんは、もちこちゃんにゴハンをあげようと準備をしていました。すると、もちこちゃんがこの表情をしていたそうです。

そんな、もちこちゃんの顔を見た飼い主さんの感想は……

飼い主さん:
「まさに『“アザラシの赤ちゃん”みたいだな』と思いました。もちこは、以前から嬉しくなると耳が後ろにねてしまいます。いっしょにいるときはだいたい喜んでくれているみたいで、いつもアザラシのような顔をしています
ふだんのもちこちゃんは、耳が立っている
ふだんのもちこちゃんは、耳が立っている
@momochimomoko
耳が立つこともあるのですが、飼い主さんの前では後ろに倒していることが多く、その様子が飼い主さんには“アザラシの赤ちゃん”のように見えるそうです。そんなもちこちゃんの姿は、小さな話題に。“お耳ないない”したもちこちゃんの姿は、見る人に癒やしの和を広げたのでした。

――このときのもちこちゃんは、なぜ耳を後ろに倒していたと思いますか。

飼い主さん:
嬉しいときはいつも耳を倒しているので、その影響だと思います。ゴハンの準備をする朝の光景に、嬉しいと感じることがあったのでしょうね」

【獣医師解説】“お耳ないない”をする犬の心理

別の日の様子。この日もお耳が倒れているもちこちゃん
別の日の様子。この日もお耳が倒れているもちこちゃん
@momochimomoko
もちこちゃんのように犬が“お耳ないない”をするときは、どのような意味があるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に解説していただきます。

――もちこちゃんは嬉しいとき“お耳ないない”をするそうですが、犬が耳を後ろに倒すしぐさには、どのような意味があるのでしょうか?

山口先生:
「『嬉しい』『好き』『敵意はないよ』『なでて』などがあげられます」

ほかにもある!犬の「耳」の感情表現

――耳を後ろに倒すしぐさのほかに、耳の動きから読み取れる犬の感情表現について教えてください。

山口先生:
「前述のようなポジティブな感情で耳を倒すことがある一方、『怖い』『イヤ』などのネガティブな気持ちで耳を倒すこともあります。この場合の表情は不安気です。目を逸らしたり、頭を低くしたりして心もとない様子も見られます。

また、耳をピンと立てている場合、耳が自然な位置で表情も緊張していないなら興味津々な気持ちですが、前に傾けたり表情が硬かったりする場合は警戒しています」
犬は耳でさまざまな感情を表現しています。愛犬の耳の動きをよく観察し、コミュニケーションなどに役立てられるといいですね。
写真提供・取材協力/@momochimomokoさん/X(旧Twitter)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/寺井さとこ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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