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嬉しいと耳が倒れて“アザラシ”化してしまうポメラニアン!? 犬の「耳」の感情表現を獣医師が解説

そんな、もちこちゃんの顔を見た飼い主さんの感想は……
飼い主さん:
「まさに『“アザラシの赤ちゃん”みたいだな』と思いました。もちこは、以前から嬉しくなると耳が後ろにねてしまいます。いっしょにいるときはだいたい喜んでくれているみたいで、いつもアザラシのような顔をしています」

――このときのもちこちゃんは、なぜ耳を後ろに倒していたと思いますか。
飼い主さん:
「嬉しいときはいつも耳を倒しているので、その影響だと思います。ゴハンの準備をする朝の光景に、嬉しいと感じることがあったのでしょうね」
【獣医師解説】“お耳ないない”をする犬の心理

――もちこちゃんは嬉しいとき“お耳ないない”をするそうですが、犬が耳を後ろに倒すしぐさには、どのような意味があるのでしょうか?
山口先生:
「『嬉しい』『好き』『敵意はないよ』『なでて』などがあげられます」
ほかにもある!犬の「耳」の感情表現
山口先生:
「前述のようなポジティブな感情で耳を倒すことがある一方、『怖い』『イヤ』などのネガティブな気持ちで耳を倒すこともあります。この場合の表情は不安気です。目を逸らしたり、頭を低くしたりして心もとない様子も見られます。
また、耳をピンと立てている場合、耳が自然な位置で表情も緊張していないなら興味津々な気持ちですが、前に傾けたり表情が硬かったりする場合は警戒しています」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/寺井さとこ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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