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「関係性に悩んでいた時期が懐かしい」 散歩から帰ってきた元保護犬の顔を優しくなめる猫の“母と子のような姿”にほっこり

この日、コロくんが朝の散歩から帰ってくると、チコちゃんがコロくんの顔をなめ始めたのだそう。その様子はまるで「お疲れさま」と言っているかのようだったといいます。

飼い主さん:
「お散歩から帰ってすぐの出来事だったので、コロは『あっ、チコちゃんが来た!』くらいにしか思っていなかったかもしれません(笑) チコは『キレイにしてあげるニャ』という気持ちだったのかな?
そばで見ていて、『コロはほんとに幸せ者!』と羨ましくなりました」
コロくんは動物愛護センターで生まれたコだった

その数カ月後、コロくんはきょうだい犬と一緒に保護団体の預かりボランティアさんの家に引き取られることになったといいます。

ごんすけくんの子犬のころにそっくりのコロくんを見た飼い主さんはすぐに保護団体に連絡をし、お見合いをすることに。その後、トライアル期間を経て、コロくんは正式に飼い主さん家族のもとで暮らすことになったのでした。
初めのころ、先住猫・チコちゃんはコロくんを受け入れられない様子だった


少しずつ心を開き始めても、ごんすけくんとコロくんに遠慮してかキャットタワーの上で過ごす日々を送っていたといいます。

飼い主さん:
「ごんすけが亡くなった翌日からチコが部屋を歩き回るようになり、積極的にコロの遊び相手をしてくれるようになりました。
大好きだったごんすけがいなくなって寂しそうにしているコロを見て、チコは『私が相手をしなきゃ!』と思ったのかもしれませんね。ごんすけからコロのことを託されたのかなぁと思います」

この変化について、飼い主さんは「きっとごんすけも天国で安心していると思います。体は小さくても頼りになる“姉”と、体は大きくても甘えん坊の“弟”みたいな関係は、本当に微笑ましいです」と話しています。
コロくんとチコちゃんの関係性に悩んでいたことが「懐かしい思い出」に

ここまで健やかに成長したコロくんとチコちゃんに対し、飼い主さんはどのような思いを抱いているのでしょうか。今の気持ちをこのように話しています。
「コロが子犬のときはチコを追いかけたり、猫パンチに応酬したり、チコが半年近く引き籠ってしまったりと、コロとチコの関係性に悩んでいたことが懐かしい思い出です。今では、お母さんみたいなチコに甘える子どものようなコロの関係になりました。
コロやチコは私たち家族にとってなくてはならない存在で、そばにいてくれるだけで癒しです。そして、いつも私の話し相手(聞き役)になってくれるので、気持ちが和みます。『ずっとそばにいてね』って毎日話しかけています」
取材・文/凛香
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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