犬が好き
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頼りない目つきをしていた秋田犬の保護犬 8才になった現在、同居犬と寄り添ってくつろぐ姿にほっこり

飼い主さん:
「紫遥のほうからじゃれついていくので、とらが『仕方がないな~』という顔をしながら、めんどうくさそうに許容している姿を目撃します。でも、『なんだかんだで、仲がいいな~』と思いました」
保護犬だったとらくんとの出会い

飼い主さん:
「とらの前にアラスカン・マラミュートを続けて2頭飼っていました。そのときに里親募集サイトを見つけ、掲載数の多さに衝撃を受けたことを覚えています。そして、それ以降はときどき閲覧するようになっていました。
2頭目の犬を看取った2年半後くらいに、とらの里親募集の記事を見つけました。“秋田犬は上級者向けで難しい”と思っていたのでお迎えする予定はなかったのですが、ずっと気になっていたんです」

飼い主さん:
「当時のとらは今よりも痩せていて、前にいた犬の半分くらいの体重だったので、第一印象は小さいと思いました。推定3才くらいでしたが、パピーがそのまま大きくなったような印象でしたね。
そこから1カ月悩んだのですが、よくよく考えるとアラスカン・マラミュートのオスを2頭の飼育した経験があるので、大丈夫なのではないかという気持ちに。そして、施設の方に連絡を取ってお迎えに行きました」
お迎えした当初は「目つきが頼りない」印象だった

飼い主さん:
「目つきが頼りない感じで、散歩をしている最中はひっきりなしに振り返り、私の顔を見ていました。オスワリを教えても、覚えている感じがするのに意地でもしないし……。なついてきているけれども、まだ飼い主と認めてもらえていない気がしていました。
ただ、焦らずにゆっくりと信頼関係を築いていくように心がけていたので、無理にかまわないようにして、環境に慣れるまではいい距離間を保ちながら、好きにさせて見守りました。その頃は好きな場所でゴロンと寝転がったり、ダンボールを噛ませて遊ばせたり。おもちゃでもよく遊んでいましたね」
お迎えから2カ月が経った頃に変化が……

飼い主さん:
「うちに来て2カ月くらい経った頃から、ようやくオスワリをするようになりました。そこで、やっと飼い主と認めてくれたと思いました。
体重も10kgくらい増え、顔つきもしっかりしてきました。散歩中も私の顔ばかり見ていたのが、しっかり前を向いて歩くようになってきたのです」
紫遥ちゃんがやって来た

最後に、愛犬たちへの想いを、飼い主さんに伺いました。
飼い主さん:
「家族であり、癒やしです。もう“いて当たり前の存在”になっています」
取材・文/小崎華
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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